任天堂<7974>
◎2024/10/7(月)終値8,087円+344円
◎サウジアラビアの政府系ファンドが日本のゲーム関連株の買い増しを検討していると報じられ、前日比+4.44%の大幅高となりました
◎同ファンドの運用資産残高は2023年末時点で約7,600億ドル(約113兆円)にのぼるとされ、直近の大量保有報告書(5%ルール)によると、任天堂については発行済み株式のうち8.6%を保有する大株主です
◎サウジアラビアのファイサル・ビン・バンダル王子はメディアの取材に対して「投資は急いでおらず友好的な買い増しを目指す」とした上で、「追加出資に加えて、新規投資も常に検討している」と述べています
◎この流れを受け任天堂以外の同セクター株も上昇しており、カプコン<3659>やコナミグループ<9766>、ネクソン<3659>も買われました
◎市場関係者はゲーム業界とサウジアラビアの関係強化をポジティブに評価しており、日本のゲームやアニメーション市場が世界へ広がりつつある中、石油依存からの脱却を目指すサウジアラビアが日本の関連企業への投資を「国策」とする理由は十分あるとの見方を示すアナリストもいるようです
◎株価は7月11日上場来高値9,170円から8月5日安値6,520円へ下落、8月中旬以降はおおむね7,500~8,300円程度でもみ合いとなっています
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