【株価が動いた理由】東京海上ホールディングス

【株価が動いた理由】東京海上ホールディングス

東京海上ホールディングス<8766>

  

◎2024/8/5(月)終値4,046円-1,000円

◎米国の景気後退懸念が急速に高まり、リスク回避ムードが強まったことで株式市場全般が急落する中、東京海上ホールディングスも前日比-19%超の大幅安となりました

◎最近発表された米国経済指標の弱さから米国経済への先行き不透明感が強まっていたところに、2日発表の米国雇用統計が市場予想を大きく下回った弱さだったことが背景にあるようです

◎また、米ドル金利の低下見通しから日米金利差の縮小が予想され、これが足もとの円高ドル安を加速させ、この日は15時時点で1ドル=142円台前半までドルは下落し、その後141円台まで下げました

◎これは日本の輸出関連企業の収益圧迫に繋がることから、東京市場では自動車株などを中心に全面安となりました

◎日本の保険会社は輸出関連企業をはじめとして国内企業の株式も多数保有しており、投資対象先の株価下落は運用益下振れにつながるため、保険株が売られやすくなっているようです

◎かんぽ生命保険<7181>、第一生命ホールディングス<8750>なども同様に下落しました

◎下げ止まりや反転上昇が見られないことから、売りが売りを呼ぶといった悪循環になっており、投資家のリスク回避姿勢をより強める結果になっているようです

◎株価は7月11日の上場来高値6,679円から、この日はストップ安となる4,046円まで下落しました

公開日:2024.8.5

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