富士通<6702>
◎2024/7/26(金)終値2,700円+264.5円
◎決算で4-6月期純利益が168億7,600万円(前年同期比約4倍)と大幅増益を達成したことから前日比10%超の急騰となりました
◎デジタルトランスフォーメーション(DX)需要が強く、国内を中心に主力のIT(情報技術)サービス事業が好調だったようです
◎今期営業利益予想3,300億円(前期比16.3%増)や純利益予想2,260億円(同4.2%減)は高い進ちょく率であるにも関わらず据え置かれましたが、足もとの増収増益が評価されたようです
◎想定為替レートは米ドル円が4-6月期の156円から7-9月期以降は140円へ、ユーロ円が168円から150円へ修正されました
◎営業利益への影響は1円の円高方向への変動で、米ドル円が-6億円、ユーロ円が-1億円とのことです
◎決算説明会で副社長は「もともと1-3月期偏重のビジネススタイルで楽観視していない」とした上で、「大きな失敗といったネガティブな要素が少ない四半期で、(コスト管理など)うまく全体をコントロールできた」と述べました
◎株価は5月30日安値2,203.5円から7月11日高値2,705.5円まで上昇。その後は全体相場の下落に伴い7月25日安値2,419円まで下落していましたが、この日は一時2,722.5円まで上昇し年初来高値を更新しました