【株価が動いた理由】エヌビディア、コンステレーション・エナジー、アーム、ゴールドマン・サックス、デルタ・エアラインズ、TJXカンパニーズ、インテュイット、アナログ・デバイセズ、ターゲット
目次

エヌビディア<NVDA>

コンステレーション・エナジー<CEG>

アーム・ホールディングス ADR<ARM>

ゴールドマン・サックス・グループ<GS>

デルタ・エアラインズ<DAL>

TJXカンパニーズ<TJX>

インテュイット<INTU>

アナログ・デバイセズ<ADI>

ターゲット<TGT>

【株価が動いた理由】エヌビディア、コンステレーション・エナジー、アーム、ゴールドマン・サックス、デルタ・エアラインズ、TJXカンパニーズ、インテュイット、アナログ・デバイセズ、ターゲット

エヌビディア<NVDA>

◎2026/05/20(水)終値223.47ドル+2.86ドル

◎この日の通常取引は+1.29%高で終えましたが、取引終了後に発表した決算を受けて、時間外取引で-1.25%安となりました

◎好決算と利益確定売りの狭間で、小幅安のもみ合い様子見となったようです

◎2026年2-4月期決算は、売上高816億1,500万ドル(前年同期比85%増)が市場予想789億ドルを上回り、一株当たり利益1.87ドルも市場予想1.75ドルを上回りました

◎2-4月期の純利益583億2,100万ドル(前年同期比3.1倍)も市場予想429億ドルを上回り、売上高・純利益ともに四半期として過去最高を更新しました

◎5-7月期の売上高予想910億ドルも市場予想873億ドルを上回りました

◎米政府から輸出承認を得た中国向けAI半導体「H200」の中国市場での売り上げは引き続き想定していないとのことです

◎また、800億ドル規模の自社株買いと、四半期配当を1株当たり0.01ドルから0.25ドルへ引き上げる増配も発表しました

◎ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は「エージェント型AIの時代が到来し、AIインフラの拡張が驚異的なスピードで加速している」と述べ、データセンター需要の急増を強調しました

◎また、競争が激化しているにもかかわらず、次世代の「ルービン」は現行の「ブラックウェル」よりもさらに成功すると予想していると述べました

 

コンステレーション・エナジー<CEG>

◎2026/05/20(水)終値281.26ドル+20.59ドル

◎データセンター向け電力販売のルールが明確化されるとの見通しから、前日比+7.89%高となりました

◎コンステレーション・エナジーやヴィストラ<VST>+6.89%などは中西部から中部大西洋岸地域の送電網「PJM」に接続された発電所を所有していますが、データセンターへの電力販売に関する明確なルールがなく、今年に入って株価は低迷していました

◎しかし、PJMが今年9月に新規発電所からの電力をデータセンターに販売できるオークションを開催すると発表し、当初予定の2027年9月から前倒しされたことが好感されたようです

◎あるアナリストは、このオークションによって電力会社がデータセンターからどのように利益を得られるかという不透明さが解消され、「実質的にプラスとなる」イベントだと評価しています

◎PJMはデータセンターをより迅速に電力網に接続できるようにする新ルールも策定中で、これが収益性の高いデータセンター契約につながると期待されているようです

 

アーム・ホールディングス ADR<ARM>

◎2026/05/20(水)終値256.73ドル+33.58ドル

◎アナリストの強気なコメントが好感され、前日比+15.04%高となり上場来高値を更新しました

◎あるアナリストは、アームがエージェント型AIの成長による最大の恩恵を受けると予想し、投資判断「アウトパフォーム」と目標株価300ドルで調査を開始したことが好感されたようです

◎AIモデルの「学習」はエヌビディアなどが設計するGPU(画像処理半導体)に主に依存していますが、AIエージェントの台頭で需要が「推論」へと移行しつつあり、推論ワークロードのコスト削減を実現できるCPUへの需要が高まっているようです

◎アームは3月にエージェント型AIワークロード向けに設計された初のデータセンター向けCPUを発表しており、同アナリストはその電力効率からサーバーCPUのなかで際立っていると評価しています

◎同アナリストはサーバーCPU市場が2030年までに1,370億ドル規模へ拡大すると見込んでおり、アームの売上高と利益がそれぞれ5倍以上に急増すると予測したことが買いを後押ししたようです

 

ゴールドマン・サックス・グループ<GS>

◎2026/05/20(水)終値982.12ドル+53.38ドル

◎イーロン・マスク氏率いるスペースXが6月に計画している新規株式公開(IPO)において主幹事を務めることが明らかになり、前日比+5.74%高となりました

◎今回のIPOによる資金調達額は750億ドルに上るとされ、2019年のサウジアラムコを上回り過去最大となる見通しであり、金融機関が受け取る引受手数料収入も史上最大規模になる可能性が高いと見られているようです

◎スペースXが公表した目論見書によると、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー<MS>+4.32%、シティグループ<C>+4.04%、JPモルガン・チェース<JPM>+2.12%、バンク・オブ・アメリカ<BAC>+1.04%が共同主幹事を務めるとのことです

◎スペースXの評価額は2兆ドルとも報じられており、各金融機関は莫大な手数料を受け取れるほか、歴史的な大型上場を主導した実績をアピールできる点も好感されたようです

 

デルタ・エアラインズ<DAL>

◎2026/05/20(水)終値74.12ドル-+6.36ドル

◎トランプ大統領が米国とイランの紛争終結に向けた協議が「最終段階」にあると示唆したことを受け、原油先物価格が大幅に下落したことが好感され、前日比+9.38%高となりました

◎ホルムズ海峡を通過する船舶が増えたとの報道などから世界的な石油供給への懸念が和らぎ、WTI原油先物価格は前日比約6%安の1バレル98.26ドルまで下落しました

◎米国とイスラエルが2月下旬にイランへの攻撃を開始して以来、ジェット燃料価格が急騰していましたが、原油安が燃料コストの負担軽減につながるとの期待から航空株に買いが向かったようです

◎これにより、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス<UAL>+9.98%、カーニバル<CCL>+8.95%、アメリカン・エアラインズ・グループ<AAL>+7.37%なども買われました

 

TJXカンパニーズ<TJX>

◎2026/05/20(水)終値159.21ドル+8.53ドル

◎決算発表や自社株買いの拡大が好感され、前日比+5.66%高と5連騰しました

◎2026年2-4月期決算は、売上高143億2,300万ドル(前年同期比9.2%増)が市場予想140億1,530万ドルを上回り、一株当たり利益1.19ドルも市場予想1.02ドルを上回りました

◎2027年1月期今期の既存店売上高予想を従来予想から3~4%増へ引き上げ、一株当たり利益予想も5.08~5.15ドルへ上方修正しました

◎あわせて、今期における自社株買いの規模を27億5,000万~30億ドルに拡大する方針を明らかにし、アナリストからはキャッシュフロー創出への自信を示したとの指摘があったようです

◎インフレ圧力の高まりで個人消費の減速懸念が広がるなか、ブランド品を割引価格で販売するTJXには節約志向の消費者を中心に底堅い需要があることが示されたようです

 

インテュイット<INTU>

◎2026/05/20(水)終値383.93ドル-15.78ドル

◎この日の通常取引は-3.94%安で終えましたが、取引終了後に発表した決算を受けて、時間外取引で-13.42%安となりました

◎2026年2-4月期決算は、売上高85億5,800万ドル(前年同期比10.4%増)が市場予想85億3,924万ドルを上回り、一株当たり利益12.80ドルも市場予想12.57ドルを上回りました

◎2026年7月期今期の売上高予想を213億~214億ドルへ、一株当たり利益予想を23.8~23.85ドルへそれぞれ上方修正しました

◎好調な決算や見通しの一方で、全従業員の17%にあたる約3,000人の人員削減を発表したことで、人員整理に伴うコスト発生への懸念などが嫌気され時間外取引での大幅な株価下落につながったようです

◎人員削減についてササン・グダーズィ最高経営責任者(CEO)は「AIが理由ではない」と明言し、インテュイットをより迅速かつ効率的にして成長分野に経営資源を集中させるためだと説明しています

◎市場ではAIが一部のソフトウェア機能を代替するとの懸念もありますが、グダーズィCEOは「正確性やコンプライアンスが重要であり、事業全体をAIモデルだけで運営することはできない」と強調しました

 

アナログ・デバイセズ<ADI>

◎2026/05/20(水)終値398.05ドル-16.26ドル

◎決算で売上高や利益が市場予想を上回り、AI関連企業の買収を発表したものの利益確定売りに押され、前日比-3.92%安となりました

◎2026年2-4月期決算は、売上高36億2,346万ドル(前年同期比37.2%増)が市場予想35億1,312万ドルを上回り、一株当たり利益3.09ドルも市場予想2.90ドルを上回りました

◎2-4月期は、パワーチップと光関連製品が牽引し、データセンター事業の売上高が前年同期比90%以上増加したようです

◎また、5-7月期の売上高予想39億ドルも市場予想36億1,000万ドルを上回り、一株当たり利益予想3.15~3.45ドルも市場予想3.12ドルを上回りました

◎さらに、AIコンピューティング向けの電力供給ソリューションを手掛ける非公開企業エンパワー・セミコンダクターを15億ドルの全額現金で買収することで合意したと発表しました

◎一方で、主力の産業部門が市場予想をやや下回ったことや、株価が高値圏にあったことから、材料出尽くしによる利益確定売りに押されたようです

 

ターゲット<TGT>

◎2026/05/20(水)終値122.33ドル-4.91ドル

◎決算で売上高や利益が市場予想を上回ったものの、収益の先行きに対する慎重な見方から、前日比-3.85%安となりました

◎2026年2-4月期決算は、売上高254億4,300万ドル(前年同期比7%増)が市場予想246億6,000万ドルを上回り、一株当たり利益1.71ドルも市場予想1.47ドルを上回りました

◎2027年1月期今期の売上高予想を前期比2%増から4%増へ引き上げ、一株当たり利益予想も7.5~8.5ドルの上限になると見込んでいます

◎2-4月期は家電・雑貨や美容用品のほか、ゲーム関連商品の好調や例年より多い税還付が収益を押し上げましたが、経営陣は原油高によるコスト増や消費者心理の悪化を注視しているようです

◎アナリストからは、通期見通しの引き上げは2-4月期の上振れ分を反映しただけであり、今後の売上高や利益率の伸びが減速することを示唆しているとの指摘があり、売りを促す要因となったようです

 

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