【株価が動いた理由】エヌビディア、シスコシステムズ、ブロードコム、コインベース、エンフェーズ・エナジー、ドクシミティ
目次

エヌビディア<NVDA>

シスコシステムズ<CSCO>

ブロードコム<AVGO>

コインベース・グローバル<COIN>

エンフェーズ・エナジー<ENPH>

ドクシミティ<DOCS>

【株価が動いた理由】エヌビディア、シスコシステムズ、ブロードコム、コインベース、エンフェーズ・エナジー、ドクシミティ

エヌビディア<NVDA>

◎2026/05/14(木)終値235.74ドル+9.91ドル

◎米政府が一部の中国企業にAI向け半導体「H200」の販売を許可したとの報道や、アナリストによる目標株価の引き上げが好感され、前日比+4.38%高となり7連騰で上場来高値を更新しました

◎トランプ大統領の訪中にジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が同行するなか、アリババグループやテンセントなど約10社に対して1社当たり最大7万5,000個の「H200」購入が認められたと報じられ、停滞していた中国事業の回復期待が広がったようです

◎また、あるアナリストがハイパースケーラー(巨大データセンターを運営する大企業)の設備投資増を背景にデータセンター向けの成長が続くと判断し、目標株価を245ドルから275ドルへ引き上げたことも背景のようです

◎次世代AI半導体「ルービン」の量産遅れが予想されるものの、先端品「ブラックウェル」の需要が極めて高く業績への悪影響はないと分析されており、米国主導のプラットフォームでAI開発が進むことへの前向きな評価も相まって投資家心理を強気に傾けたようです

 

シスコシステムズ<CSCO>

◎2026/05/14(木)終値115.53ドル+13.66ドル

◎2026年2-4月期決算が市場予想を上回り、今期の業績見通しを上方修正したことを受けてアナリストの目標株価引き上げが相次ぎ、前日比+13.4%高と急騰し上場来高値を更新しました

◎2-4月期決算は、売上高158億4,100万ドル(前年同期比12.0%増)が市場予想155億5,830万ドルを上回り、一株当たり利益1.06ドルも市場予想1.03ドルを上回りました

◎AI向けのハイパースケーラーによる投資拡大や、一般企業におけるネットワーク機器の大規模な更新需要の増加が好業績を牽引したようです

◎これを受けて、2026年7月期今期の売上高予想を従来の612億〜617億ドルから628億〜630億ドルへ、一株当たり利益予想も4.13〜4.17ドルから4.27〜4.29ドルへとそれぞれ上方修正し、市場予想も上回りました

◎これにより、バンク・オブ・アメリカ<BAC>+0.02%のアナリストが目標株価を95ドルから114ドルに引き上げ、他のアナリストも95ドルから132ドルに引き上げるなど目標株価の引き上げが相次ぎました

 

ブロードコム<AVGO>

◎2026/05/14(木)終値439.79ドル+23ドル

◎アナリストによる目標株価の大幅な引き上げや、TPUの成長期待が好感され、前日比+5.51%高となり上場来高値を更新しました

◎ブロードコムの経営陣がAIチップの売上高について2027年に1,000億ドルに達すると予測していることも強気な見通しを裏付けているとして、アナリストは投資判断「オーバーウェイト」を維持し、目標株価を430ドルから545ドルへ引き上げました

◎特定用途向け集積回路(ASIC)の大手としてアルファベット<GOOGL>-0.38%傘下のグーグル製AI半導体「TPU(Tensor Processing Unit)」の設計・製造を手掛けており、グーグルがデータセンター向けにTPUの直接販売を開始したことが同社の新たな収益源になると評価されたようです

 

コインベース・グローバル<COIN>

◎2026/05/14(木)終値212.01ドル+10.21ドル

◎暗号資産(仮想通貨)の規制枠組みを明確にする「クラリティー法案」が米上院の銀行委員会を通過し、前日比+5.05%高となりました

◎同法案はデジタル資産の規制上の分類を明確にし、米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)の管轄権を整理するもので、市場インフラの整備につながると見込まれています

◎法案成立にはまだプロセスが残るものの、民主党議員の一部も賛成に回ったことで今後の進展に向けた良い兆候と受け止められ、機関投資家による巨額の資金流入の先駆けになるとの思惑が広がったようです

◎これにより、ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>+5.14%、ストラテジー<MSTR>+5.02%なども買われました

 

エンフェーズ・エナジー<ENPH>

◎2026/05/14(木)終値48.01ドル+6.01ドル

◎住宅用太陽光発電の需要回復への期待から資金が流入し、前日比+14.3%高と急騰しました

◎10年物米国債利回りが1年前の水準をわずかに下回るなど金利の上昇が限定的で、住宅所有者にとって太陽光発電の資金調達が行いやすいことが追い風となっているようです

◎4月28日に発表した1-3月期決算で米国における販売需要が前期比21%増と力強い伸びを示したことも背景のようです

◎同じ太陽光発電株でもビジネスモデルによって明暗が分かれており、大規模発電向けが利益率低下に直面する一方で、住宅向けメーカーへの物色が強まっているようです

 

ドクシミティ<DOCS>

◎2026/05/14(木)終値18.01ドル-5.38ドル

◎前日に発表した決算が嫌気され、前日比-23%安と急落し上場来安値を更新しました

◎2026年1-3月期決算は、売上高1億4,537万ドル(前年同期比5.1%増)が市場予想1億4,403万ドルを上回ったものの、一株当たり利益0.26ドルが市場予想0.28ドルを下回りました

◎2027年3月期今期の売上高予想6億6,400万〜6億7,600万ドルも市場予想6億9,740万ドルを下回りました

◎マクロ経済の不確実性を背景に、製薬関連の顧客が広告出稿を控えており収益への不透明感が高まっていることに加え、AI搭載製品への投資拡大が目先の利益率を圧迫することが株価の重荷となったようです

◎これを受けて、複数のアナリストが同社株の投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げました

◎一方、処方医の約半数がAIツールを使用し、上位20病院中7病院が「臨床AIスイート」を購入するなどAI分野での力強い進捗は見せているものの、市場の懸念を払拭するには至らなかったようです

 

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