【株価が動いた理由】インテル、ブロードコム、アップル、ユナイテッドヘルス、クラウドストライク、アリスタ・ネットワークス、アーム
目次

インテル<INTC>

ブロードコム<AVGO>

アップル<AAPL>

ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>

クラウドストライク・ホールディングス<CRWD>

アリスタ・ネットワークス<ANET>

アーム・ホールディングス ADR<ARM>

【株価が動いた理由】インテル、ブロードコム、アップル、ユナイテッドヘルス、クラウドストライク、アリスタ・ネットワークス、アーム

インテル<INTC>

◎2026/04/07(火)終値52.91ドル+2.13ドル

◎起業家イーロン・マスク氏が進める半導体量産計画「テラファブ」への参画が明らかになり、ファウンドリー(半導体受託生産)事業の収益改善への期待から、前日比+4.19%高と5連騰しました

◎テキサス州に建設予定の巨大工場で、テスラ<TSLA>-1.74%の自動運転車やスペースXのAI衛星向けに、最先端の2ナノメートル製品などを設計・製造・パッケージングする構想に協力する模様です

◎年間1テラワットの演算能力創出を目指す巨大プロジェクトに対し、インテルの量産知見を活用することで、供給不足が続くAI半導体市場において「米国版TSMC」としての地位確立を狙うとのことです

◎「CHIPS・科学法」に基づく政府支援に加え、ソフトバンクグループ<9984>やエヌビディア<NVDA>+0.25%からの資金注入、さらにスペースXのIPO計画などが報じられるなか、官民一体での再建進展が評価されている背景のようです

 

ブロードコム<AVGO>

◎2026/04/07(火)終値333.97ドル+19.54ドル

アルファベット<GOOGL>+1.82%傘下のグーグルと、グーグル製AI半導体「TPU(Tensor Processing Unit)」の次世代品の開発・供給に関する長期契約を締結したことが好感され、前日比+6.21%高となりました

◎グーグルの次世代AIラックに搭載されるネットワーク機器などの部品についても、2031年まで供給する保証契約を結んだことも材料視された模様です

◎また、AI新興のアンソロピック(Anthropic)に対し、2027年から約3.5ギガワット分の次世代TPUベースの演算能力を供給する戦略的提携の強化も発表し、需要の持続性が改めて評価されたようです

◎アナリストからは、2027年のAI関連売上高がこれまでの予想を上回る1,200億ドル規模に達するとの強気な見通しが示されたほか、グーグルとの関係深化により主要な設計パートナーとしての地位が揺るぎないものになったとの指摘も聞かれました

◎あるアナリストは「今回の契約で、ブロードコムは再び大きな勝者として脚光を浴びた」と述べました

◎これにより、カスタムチップ市場での競争力が再評価される格好となり、メタ・プラットフォームズ<META>+0.35%やアップル<AAPL>-2.07%といった他の主要顧客との契約拡大への期待感も高まっているようです

 

アップル<AAPL>

◎2026/04/07(火)終値253.5ドル-5.36ドル

◎開発中の折りたたみ式iPhoneが試験段階で障害に直面し、量産が最長数カ月遅れる可能性があるとの報道が嫌気され、前日比-2.07%安となりました

◎その後、別のメディアが「今年9月の投入計画は維持されている」と報じたことで下げ幅を縮めましたが、次世代デバイスの収益化遅延への警戒感が株価の重荷となったようです

◎新型モデルの価格は2,000ドルから2,500ドルと予想されており、2027年9月期来期の成長の柱として1,200万台から1,500万台の出荷が見込まれているものの、初期供給が限定的になるとの懸念も示されているようです

◎イラン情勢を巡る交渉期限が近づくなか、これまで「防御的な投資先」とされてきた同社株の魅力が薄れつつあるとの指摘や、割高感も売り材料視された背景のようです

 

ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>

◎2026/04/07(火)終値307.73ドル+26.37ドル

◎公的医療保険(メディケア)の2027年度の支払い水準が当初案から大幅に上方修正されたことが好感され、前日比+9.37%高と6連騰しました

◎メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)が、民間企業による代行プラン「メディケア・アドバンテージ」の支払い率を前年度比2.48%引き上げると発表し、収益懸念が後退した模様です

◎1月時点の提示(0.09%増)や市場予想(1%台半ば)を大きく上回ったほか、懸念されていたリスク調整モデルの改定が見送られたことも、保険各社の利益率改善につながるとポジティブに受け止められたようです

◎医療費の上昇や利用率の急増に苦しんでいた業界にとって、今後2年間の収益成長を支える追い風になるとの見方から、アナリストが一株当たり利益予想を引き上げたことも買いを誘ったようです

◎これにより、ヒューマナ<HUM>+7.93%、CVSヘルス<CVS>+6.74%、エレバンス・ヘルス<ELV>+3.04%なども買われました

 

クラウドストライク・ホールディングス<CRWD>

◎2026/04/07(火)終値423.23ドル+24.62ドル

◎AI開発のアンソロピックが発表したサイバー防衛連合「プロジェクト・グラスウィング」への参画が好感され、前日比+6.17%高となりました

◎人間を凌駕する脆弱性発見能力を持つ新型AIモデル「クロード・ミトス」のプレビュー版を防御目的で先行利用できる体制が整い、次世代の脅威への対応力強化が期待されているようです

◎これまで市場では、高度なAIが自らセキュリティー対策を行うようになれば「既存の専門ソフトや業者の存在価値が失われ、AIに取って代わられる(AI脅威論)」との懸念が強く、株価の重荷となっていました

◎しかし、今回の提携により、AI開発側がサイバー防衛の実効性を高めるために既存セキュリティ企業の知見を不可欠なパートナーとして求めている実態が明らかになり、投資家の安心感を誘ったようです

◎あるアナリストは、アンソロピックがセキュリティ業界との提携を選択したことは、株価の重荷となっていたAI代替懸念を払拭する好材料であると指摘しました

◎これにより、パロアルトネットワークス<PANW>+4.89%、クラウドフレア<NET>+2.12%、ゼットスケーラー<ZS>+1.84%、フォーティネット<FTNT>+1.73%なども買われました

 

アリスタ・ネットワークス<ANET>

◎2026/04/07(火)終値133.64ドル+7.39ドル

◎あるアナリストが投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げ、目標株価を165ドルから180ドルへ引き上げたことが好感され、前日比+5.85%高となりました

◎2026年3月に発表された次世代ネットワーク技術「XPO(eXtra-dense Pluggable Optics)」戦略が、AIデータセンターの極めて高い熱や電力、密度の要件に対応し、早期の収益貢献につながるとの見方が強まった模様です

◎54億ドルに上る繰延収益(前受収益)に加え、主要顧客であるマイクロソフト<MSFT>-0.15%やメタ・プラットフォームズでの高いシェア維持、さらにグーグルでのシェア拡大も期待されているようです

◎これにより、2026年と2027年の売上高成長率が40%近くに達し、会社側の見通し(2026年25%増、2027年20%増)を大幅に上回るとの強気な分析が示されたことが好感されたようです

 

アーム・ホールディングス ADR<ARM>

◎2026/04/07(火)終値143.86ドル-4.91ドル

モルガン・スタンレー<MS>+1.12%のアナリストが投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げたことが嫌気され、前日比-3.3%安と3日続落しました

◎目標株価は135ドルから150ドルへ引き上げられましたが、足元の株価に対し上昇余地が乏しく買い材料視されなかったようです

◎3月に発表したデータセンター向け独自CPU参入について、2027年3月期今期の売上高は1億ドル未満に留まり、12億ドル規模の収益貢献は2028年3月期来期以降になると予測されているようです

◎短期的には研究開発費が収益を圧迫するほか、半導体製造への進出により既存顧客との競合・反発を招くリスクも指摘されたようです

◎また、DRAMの価格高騰や供給不足が主力であるロイヤリティ収入の下押し要因となる懸念も背景にあるようです

 

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