【株価が動いた理由】ナイキ、インテル、マイクロン・テクノロジー、アルファベット、エクソン・モービル、アメリカン・エアラインズ、ボーイング、ニューモント、イーライリリー
目次

ナイキ<NKE>

インテル<INTC>

マイクロン・テクノロジー<MU>

アルファベット<GOOGL>

エクソン・モービル<XOM>

アメリカン・エアラインズ・グループ<AAL>

ボーイング<BA>

ニューモント<NEM>

イーライリリー<LLY>

【株価が動いた理由】ナイキ、インテル、マイクロン・テクノロジー、アルファベット、エクソン・モービル、アメリカン・エアラインズ、ボーイング、ニューモント、イーライリリー

ナイキ<NKE>

◎2026/04/01(水)終値44.63ドル-8.19ドル

◎2026年を通じて減収が続くとの弱気な見通しが嫌気され、前日比-15.5%安と急落しました

◎重要市場である中華圏で3-5月期に20%の大幅減収を見込んでいることが大きな重荷となり、株価は10年超ぶりの安値水準まで沈み込んだ格好です

◎トランプ政権の関税政策によるコスト増や、原油高に伴うガソリン価格の上昇が個人消費を圧迫するとの懸念も、業績回復の足取りを遅らせるとの慎重な見方が広がっているようです

バンク・オブ・アメリカ<BAC>+1.06%のアナリストが、投資判断を「買い」から「中立」へ、目標株価を73ドルから55ドルへ引き下げたほか、別のアナリストも「収益の底入れには市場の想定以上の時間がかかる」として目標株価を69ドルから57ドルに引き下げました


インテル<INTC>

◎2026/04/01(水)終値48.03ドル+3.9ドル

◎投資会社アポロ・グローバル・マネジメントが保有するアイルランドの半導体工場「ファブ34」の持ち分の株式49%を買い戻すと発表し、前日比+8.83%高と大幅に続伸しました

◎経営再建の一環として2024年に112億ドルで売却した持ち分を、今回は142億ドルで取得して工場の完全な支配権を取り戻すとのことです

◎財務規律の改善や「正しい方向に向かっている兆候」として、市場では今回の決定が好意的に受け止められたようです

◎持ち分の買い戻しにより、最先端の生産技術「18A」などの導入が容易になるほか、運用上の柔軟性が高まる見通しです

◎買収資金は手元資金と約65億ドルの新規債券発行で賄われ、一株当たり利益の押し上げや2027年以降の信用力強化に寄与するとのことです

◎また、バンク・オブ・アメリカ<BAC>+1.06%のアナリストは、サーバーCPUの不足がAI開発のボトルネックになりつつあると指摘し、同分野でのインテルの勢いに期待を示しています


マイクロン・テクノロジー<MU>

◎2026/04/01(水)終値367.85ドル+30.01ドル

◎あるアナリストが、同社株をトップピック(最有力買い銘柄)に指定し、投資判断「オーバーウェイト」を継続したことを好感し、前日比+8.88%高となりました

◎2027年の一株当たり利益が100ドルを超えると予想されるなか、現在の株価が収益の3.5倍未満と極めて割安な水準にあると指摘しています

◎AIやデータセンター向け高付加価値メモリが「戦略的資産」となり、従来の循環的な市況変動を超えて市場構造が長期的に改善すると期待しているようです

◎また、アルファベット<GOOGL>傘下のグーグルによるメモリ消費量を6分の1に圧縮する新技術「TurboQuant(ターボクアント)」に対する懸念は誇張されているという見方もあり、過度な弱気が納まってきた面もあるようです

◎これにより、ウエスタン・デジタル<WDC>+10.07%やシーゲート・テクノロジー・ホールディングス<STX>+8%などのデータストレージ関連銘柄も買われました


アルファベット<GOOGL>

◎2026/04/01(水)終値297.39ドル+9.83ドル

◎米国とイランの軍事衝突の終結が近いとの観測から主力銘柄に買いが入り、前日比+3.41%高となりました

◎トランプ大統領が自身のSNSでイラン側からの停戦要請や早期撤退の可能性に言及し、地政学リスクの後退が好感されたようです

◎3月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が52.7と市場予想(52.1)を上回ったことも、米経済の底堅さを確認するものとして好感されたようです

◎軍事行動の終了宣言に向けた動きを受けて投資家心理が急速に改善したことで、成長期待の高い主力ハイテク株への見直し買いが強まりました

◎これにより、マーベル・テクノロジー<MRVL>+7.73%、ラム・リサーチ<LRCX>+3.9%、アプライド・マテリアルズ<AMAT>+3.51%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>+3.33%、テスラ<TSLA>+2.55%なども買われました


エクソン・モービル<XOM>

◎2026/04/01(水)終値160.78ドル-8.88ドル

◎米国とイランの軍事衝突が終結に向かうとの観測から原油先物価格が下落し、前日比-5.23%安となりました

◎トランプ大統領が2〜3週間以内にイランから撤退する意向を示したことで、戦争の長期化懸念が和らぎ、これまで急騰していたエネルギー株に利益確定売りが広がったようです

◎世界の石油供給の約20%が通過するホルムズ海峡の通航制限が解除され、航行の自由が確保されるとの期待も、需給逼迫懸念を後退させ原油価格の押し下げ要因となっているようです

◎これにより、シェブロン<CVX>-4.58%、オキシデンタル・ペトロリアム<OXY>-4.26%、EQT<EQT>-4%、フィリップス66<PSX>-3.58%、デボン・エナジー<DVN>-3.43%、EOGリソーシーズ<EOG>-2.87%、コノコフィリップス<COP>-2.74%、ウィリアムズ・カンパニーズ<WMB>-1.3%なども売られました


アメリカン・エアラインズ・グループ<AAL>

◎2026/04/01(水)終値11.13ドル+0.39ドル

◎トランプ大統領が2〜3週間以内の軍事作戦終了に言及し、中東の地政学リスクが後退したことを好感し、前日比+3.63%高となりました

◎イランの大統領も戦闘終結に前向きな姿勢を示したことで、衝突の早期収束への期待が一段と高まったようです

◎軍事緊張の緩和に伴いWTI原油先物価格が下落し、航空会社の最大の経費項目である燃料費の負担軽減が好感されたようです

◎これにより、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス<UAL>+3.26%、デルタ・エアラインズ<DAL>+1.68%なども買われました


ボーイング<BA>

◎2026/04/01(水)終値207.32ドル+8.29ドル

ウェルズ・ファーゴ<WFC>+1.2%のアナリストが、投資判断「買い」、目標株価250ドルで調査を開始したことを好感し、前日比+4.16%高となりました

◎2025年12月期前期の赤字からフリーキャッシュフローが大幅に改善するとの見通しや、機体不足を背景とした収益成長力が評価されたようです

◎また、米国防総省とパトリオットミサイル向け誘導装置の供給を7年間で3倍にする新契約を締結し、年商が6億ドルから18億ドルへ拡大する見込みであることも好感されたようです

◎これにより、GEエアロスペース<GE>+3.13%、L3ハリス・テクノロジーズ<LHX>+2.53%、ノースロップ・グラマン<NOC>+2.16%、ロッキード・マーチン<LMT>+2.19%なども買われました


ニューモント<NEM>

◎2026/04/01(水)終値113.79ドル+5.54ドル

◎NY金先物が4日続伸し、前日比+2.87%高の4813.1ドルと約2週間ぶりの高値を付けたことを好感し、前日比+5.11%高となりました

◎トランプ大統領がイランからの早期撤退に言及し、国民向け演説で軍事行動の終了を発表するとの見方が広がったことで、地政学リスクの後退が材料視されたようです

◎有事のドル買いが巻き戻されてドルが下落し、ドル建てで取引される金相場に買いが優勢となったことも追い風となったようです

◎また、中東紛争の収束により米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が再燃したことも、金価格と産金株の上昇を後押しした格好です

◎これにより、フリーポート・マクモラン<FCX>+4.11%、金(ゴールド)コース(SPDRゴールド・シェア<GLD>)+1.74%なども買われました


イーライリリー<LLY>

◎2026/04/01(水)終値954.52ドル+34.75ドル

◎米食品医薬品局が経口タイプの肥満症治療薬「ファウンダヨ」を承認したことを好感し、前日比+3.77%高となりました

◎1日1回の投与で食事や水分の摂取制限なく服用できる利便性が、ライバル企業の製品に対する大きな優位性として評価されているようです

◎投資家の想定よりも1週間ほど早い承認となったほか、2030年までに世界売上高が約210億ドルに達するとの強気な予測も買いを誘ったようです

◎すでに15億ドル相当の在庫を積み上げるなど需要に自信を示しており、急成長する肥満治療薬市場での支配力がさらに強まると期待されているようです

 

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