ネットフリックス<NFLX>
◎2026/02/27(金)終値96.24ドル+11.65ドル
◎ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収戦から正式に撤退したことが「規律ある経営判断」として支持され、前日比+13.77%高と急騰しました
◎パラマウント側が買収額を1,110億ドルへ引き上げたのに対し、ネットフリックスは「適切な価格でのみ意味がある」として対抗提案を断念
◎1,000億ドル規模の負債を抱えるリスクや、トランプ政権による政治的不確実性を回避したことが安堵感を誘ったようです
◎あるアナリストは、競合が負債削減と投資の両立という困難な課題に直面する中、同社がストリーミング専業としての強固なモデルに集中できる優位性を評価しました
ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス<UAL>
◎2026/02/27(金)終値106.3ドル-10.13ドル
◎地政学的緊張による原油価格の高騰を受け、航空燃料コストの増大懸念から、前日比-8.7%安と急落しました
◎米国とイランの対立激化により、原油先物が1バレル=72.71ドルへ上昇。IATA(国際航空運送協会)が予測していた原油安の見通しに反し、年初から約20%高騰していることが嫌気されたようです
◎航空会社にとって最大の経費項目の一つである燃料費の上昇は、今期の収益見通しを抑制する要因になるとの懸念が強まっているようです
◎あるアナリストは「中東紛争による原油高が短期的な最大の株価リスク」と指摘しました
◎これにより、デルタ・エアラインズ<DAL>-6.82%、アメリカン・エアラインズ・グループ<AAL>-6.24%なども軒並み安となりました
アメリカン・エキスプレス<AXP>
◎2026/02/27(金)終値308.9ドル-26.42ドル
◎決済大手ブロック<XYZ>+16.81%による「AI(人工知能)活用に伴う4割の人員削減」の発表を受け、伝統的金融機関も破壊的イノベーションの影響を免れないとの懸念から、前日比-7.87%安と急落しました
◎ブロックが4,000人以上の解雇理由を「インテリジェンスツールによる効率化」としたことで、アメックスのような既存大手も同様の構造改革や競争激化を迫られるとの連想売りを招いたようです
◎ブロックの経営者が「AIツールが企業経営の意味を変えた」と述べたことが、テクノロジー先進企業のみならず金融セクター全体の「破壊的リスク」を強く意識させるきっかけとなったようです
◎同社は長年AIを業務に導入しており適応力は高いと評価されていますが、この日はセクター全体への不透明感から、老舗クレジットカード大手としての安定性を疑問視する動きが強まったようです
ゴールドマン・サックス・グループ<GS>
◎2026/02/27(金)終値859.57ドル-69.43ドル
◎1月の生産者物価指数(PPI)が市場予想を大きく上回り、インフレの根強さと利下げ期待の後退が意識されたことで、前日比-7.47%安と急落しました
◎1月のPPIは前月比+0.5%(市場予想+0.3%)、コアPPIも前年比+3.6%(市場予想+3.0%)と大幅に上振れました。これにより米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が後退し、金利の長期高止まりが嫌気されました
◎また、英国の民間貸付業者の破綻を背景に、不良債権の増加や信用市場へのリスクが意識されたことも重石となりました。特にプライベート・クレジットやレバレッジド・ローン市場におけるリスクが、景気敏感な銀行株の売りを誘ったようです
◎さらに、ブロックの人員削減発表を受け、伝統的な金融ビジネスへの「AIによる破壊的リスク」が改めて警戒された側面もあるようです
◎これにより、モルガン・スタンレー<MS>-6.18%、ウェルズ・ファーゴ<WFC>-5.61%、シティグループ<C>-5.16%、バンク・オブ・アメリカ<BAC>-4.72%など、大手銀行株が軒並み安となりました
デル・テクノロジーズ<DELL>
◎2026/02/27(金)終値148.08ドル+26.63ドル
◎決算でAIサーバーの爆発的需要とメモリ不足への巧みな対応が示され、前日比+21.92%高と急騰しました
◎2025年11月-2026年1月期決算は、売上高333億7,900万ドル(前年同期比39.7%増)が市場予想316億7,000万ドルを上回り、一株当たり利益3.89ドルも市場予想3.53ドルを上回りました
◎2027年1月期今期の売上高予想1,380億〜1,420億ドルも市場予想1,250億ドルを上回りました
◎メモリ価格高騰に対しサーバー値上げ等で対応し、粗利益率20.5%を確保。インフラ部門の営業利益率も14.8%(前四半期比+2.4%)に改善しました
◎あわせて四半期配当の20%増額と100億ドルの自社株買い枠追加を発表し、積極的な株主還元姿勢も評価されたようです
ゼットスケーラー<ZS>
◎2026/02/27(金)終値146.99ドル-20.37ドル
◎好決算を発表したものの、AIによる市場構造の変化への不透明感からソフトウェア株全般に売りが広がり、前日比-12.17%安と急落しました
◎2025年11月-2026年1月期決算は、売上高8億1,575万ドル(前年同期比25.9%増)が市場予想の7億9,833万ドルを上回り、一株当たり利益1.01ドルも市場予想の0.89ドルを上回りました
◎2026年7月期今期の一株当たり利益予想も3.99〜4.02ドルとし、市場予想の3.92ドルを上回る強気な見通しを示しました
◎ジェイ・チョードリー最高経営責任者(CEO)は、同社のゼロトラスト・プラットフォームが「AI時代に最適である」と強調しましたが、週初から続く「AIがソフトウェア業界を浸食する」との懸念が根強かったようです
◎これを受けあるアナリストは「投資家がAI環境下でのソフトウェア企業の適正価値を見極められず混乱している」と指摘しました
【関連記事】
・株価下落でチャンス?「ソフトウェア」日米株8選
・エヌビディア決算で注目のAI関連日米株10選
・ウォーレン・バフェット最後のポートフォリオは?保有上位10銘柄
・日銀人事案で利上げ観測後退し注目の日本株9選
・飛散量が例年より多い地域も!花粉症関連の日米株12選
・対米投融資第2弾検討で物色期待銘柄13選
・個別株選びのヒント!好成績ファンドの上位組入銘柄
