【株価が動いた理由】アマゾン、アルファベット、ストラテジー、クアルコム、マイクロソフト、エスティ・ローダー、タペストリー、ラルフローレン イーライリリー、ニューモント、ハーシー、マケッソン
目次

アマゾン・ドット・コム<AMZN>

アルファベット<GOOGL>

ストラテジー<MSTR>

クアルコム<QCOM>

マイクロソフト<MSFT>

エスティ・ローダー<EL>

タペストリー<TPR>

ラルフローレン<RL>

イーライリリー<LLY>

ニューモント<NEM>

ハーシー<HSY>

マケッソン<MCK>

【株価が動いた理由】アマゾン、アルファベット、ストラテジー、クアルコム、マイクロソフト、エスティ・ローダー、タペストリー、ラルフローレン イーライリリー、ニューモント、ハーシー、マケッソン

アマゾン・ドット・コム<AMZN>

◎2026/02/05(木)終値222.69ドル-10.3ドル

◎この日の通常取引は-4.42%安で終えましたが、取引終了後に発表した決算を受けて、時間外取引で-11.19%となりました

◎2025年10-12月期決算は、売上高2,133億8,600万ドル(前年同期比14%増)が市場予想を上回り、純利益211億9,200万ドル(同6%増)は市場予想並みとなりました

◎2026年12月期今期の設備投資額を2,000億ドルとし、市場予想の1,466億ドルを上回る巨額投資計画を表明し、AI関連のデータセンターや半導体への投資が利益率を圧迫するとの懸念から、好決算を打ち消す売りが広がったようです

◎主力クラウド事業のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高は355億7,900万ドル(前年同期比24%増)と、市場予想の349億3,000万ドル(同21%増)を上回り、2022年7-9月期以来の伸びとなりました

◎AWSの営業利益は124億6,500万ドルに達し、全社利益の約5割を占めています

◎2026年1-3月期の売上高予想は1,735億~1,785億ドルで、中央値が市場予想をわずかに上回りました

◎巨額投資を補うため、1月に発表した1万6,000人の追加削減を含め累計約3万人の人員削減を実施するほか、一部の実店舗閉鎖や決済システムの終了など、不採算事業の整理によるコスト削減を徹底するとのことです

 

アルファベット<GOOGL>

◎2026/02/05(木)終値331.25ドル-1.79ドル

◎2025年10-12月期決算が市場予想を上回ったものの、2026年の設備投資計画が市場予想を大幅に上回り利益率の低下が懸念されたことで、一時前日比-7.98%安まで売られましたが、その後は戻し前日比-0.53%の下落となりました

◎10-12月期決算は、売上高1,138億2,800万ドル(前年同期比18%増)が市場予想1,113億3,000万ドルを上回り、一株当たり利益2.82ドルも市場予想2.63ドルを上回りました

◎2026年12月期今期の設備投資見通しを1,750億~1,850億ドルとし、市場予想の1,155億6,000万ドルを大幅に上回る計画を表明したことが嫌気されたようです

◎部門別では、クラウド事業の売上高が前年同期比48%増と市場予想(35%増)を大幅に上回ったほか、主力の検索広告も同17%増の630億7,300万ドルと市場予想の614億7,000万ドルを上回りました

◎AI(人工知能)モデル「Gemini」の月間利用者数が7.5億人に達していることやクラウドの受注残の伸びが評価され、あるアナリストが目標株価を325ドルから400ドルに、別のアナリストも360ドルから370ドルに引き上げたこともあり、売り一巡後は下げ渋る展開となりました

 

ストラテジー<MSTR>

◎2026/02/05(木)終値106.99ドル-22.1ドル

◎暗号資産(仮想通貨)のビットコイン急落と、2025年10-12月期決算における一株当たり利益が市場予想を大幅に下回る赤字となったことが嫌気され、前日比-17.11%の急落となりました

◎ビットコインが一時64,000ドルを割り込む下落となり、ビットコインを大量保有しているストラテジーも売られました

◎また、10-12月期決算は、売上高1.23億ドル(市場予想1.19億ドル)と予想を上回ったものの、一株当たり利益は-42.93ドル(市場予想2.97ドルの黒字)と過去最大級の赤字を記録したことが嫌気されたようです

◎暗号資産の未実現損益を純利益に反映する会計規則の変更により、ビットコインの下落に伴う評価損が利益を直撃したようです

◎保有する713,502ビットコインの平均取得価格(約76,052ドル)を、市場価格が大きく下回っていることが懸念材料となっているようです

◎ベッセント米財務長官が議会証言でビットコイン急落に対する支援権限を持っていないと述べたことも嫌気されたようです

◎著名投資家マイケル・バリー氏がビットコインを「純粋な投機資産」と指摘し、さらなる下落によるストラテジーの資金調達能力低下を警告したことも重石となったようです

◎これにより、コインベース・グローバル<COIN>-13.34%、ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>-9.84%なども売られました

 

クアルコム<QCOM>

◎2026/02/05(木)終値136.3ドル-12.59ドル

◎2026年1-3月期の収益見通しが市場予想を大幅に下回ったことが嫌気され、前日比-8.45%の大幅下落となりました

◎2025年10-12月期決算は、売上高122億5,200万ドル(前年同期比5.0%増)が市場予想121億3,000万ドルを上回り、一株当たり利益3.50ドルも市場予想3.39ドルを上回りました

◎2026年1-3月期の売上高見通し102億〜110億ドルが市場予想111億1,000万ドルを下回り、一株当たり利益見通し2.45〜2.65ドルも市場予想2.90ドルに届かなかったことが嫌気されたようです

◎半導体メモリーの供給不足と価格上昇がスマートフォン需要を抑制しており、中国などの端末メーカーが減産や在庫圧縮に動いていることが主力の通信半導体事業の重石となる見通しです

バンク・オブ・アメリカ<BAC>のアナリストが、投資判断を「買い」から「中立」へ、目標株価を215ドルから155ドルに引き下げたほか、他のアナリストも目標株価を相次いで引き下げたことも投資家心理を悪化させたようです

 

マイクロソフト<MSFT>

◎2026/02/05(木)終値393.67ドル-20.52ドル

◎アナリストの投資判断引き下げや、AIが既存ソフトを代替する懸念(SaaSの終焉)が嫌気され、時価総額が9カ月ぶりに3兆ドルを割り込み、前日比-4.95%の下落となりました

◎あるアナリストが、アルファベットの「ジェミニ」やアンソロピックとの競争激化、供給不足による成長加速の難しさを理由に、投資判断を「買い」から「中立」へ、目標株価を540ドルから392ドルに大幅に引き下げました

◎売上高の約4割を占める業務ソフト事業が、AIの普及により従来の課金モデルを脅かされるとの警戒感が強まったほか、アマゾン・ドット・コムなど大口顧客の人員削減に伴う契約数伸び悩みの懸念も売りを誘ったようです

◎AIインフラへの設備投資額が375億ドル(前年同期比66%増)に急拡大しており、投資がアジュールの成長率を上回る状態が続いていることによる利益率の圧迫も重石となっているようです

 

エスティ・ローダー<EL>

◎2026/02/05(木)終値96.66ドル-22.95ドル

◎今期の利益予想が市場予想に届かず、関税による1億ドルの利益押し下げ懸念も嫌気され、前日比-19.18%と急落しました

◎2025年10-12月期決算は、売上高42億2,900万ドル(前年同期比5.6%増)が市場予想42億2,534万ドルを上回り、一株当たり利益0.87ドルも市場予想0.83ドルを上回りました

◎しかし、2026年6月期今期の一株当たり利益予想2.05~2.25ドルの中央値2.15ドルが市場予想の2.19ドルに届かなかったことが嫌気されたようです

◎2026年6月期今期の売上高予想147.6億~150.4億ドルの中央値149億ドルが、市場予想の149.8億ドルを下回ったほか、下半期に1億ドルの利益押し下げ要因となる関税の影響を明かしたことも売りに繋がったようです

◎中国本土の売上高が13%増と回復し、通期の有機的成長率予想の下限を1~3%(従来0~3%)に引き上げましたが、高コスト構造や関税リスクによる利益率低下への懸念が好材料を打ち消したようです

 

タペストリー<TPR>

◎2026/02/05(木)終値143.19ドル+13.27ドル

◎2025年10-12月期決算が市場予想を大幅に上回ったほか、今期見通しを強気に引き上げたことが好感され、前日比+10.21%の急騰となりました

◎10-12月期決算は、売上高25億240万ドル(前年同期比14%増)が市場予想23億2,369万ドルを上回り、一株当たり利益2.69ドルも市場予想2.22ドルを上回りました

◎2026年6月期今期の売上高予想を従来の約73億ドルから77億5,000万ドル超(前年比約11%増)に引き上げ、一株当たり利益見通しも従来の5.45~5.6ドルから6.4~6.45ドルへ上方修正したことが好感されたようです

◎主力のコーチの売上高が25%増と極めて好調で、中国市場での伸びやZ世代を中心とした若年層への顧客拡大が寄与しましたとのことです

◎また、粗利益率は75.5%に上昇しており、サプライチェーンの効率化によって関税の影響を完全に相殺できるとの見方を示しました

◎あわせて、2026年度の自社株買い計画を従来の10億ドルから12億ドルに引き上げたことも、投資家心理をさらに強気にさせたようです

 

ラルフローレン<RL>

◎2026/02/05(木)終値338.66ドル-16.04ドル

◎2025年10-12月期決算が好調だったものの、今期の売上高見通しの修正幅が投資家の高い期待に届かなかったことが嫌気され、前日比-4.52%の下落となりました

◎10-12月期決算は、売上高24億600万ドル(前年同期比12.2%増)が市場予想23億1,107万ドルを上回り、一株当たり利益6.22ドルも市場予想5.82ドルを上回りました

◎今期の売上高予想を従来の5〜7%増から1桁台後半から2桁台前半の増加へ引き上げましたが、修正範囲の下限が市場予想の10%増を下回ったことが失望を誘ったようです

◎一方で、中国市場の売上高が30%超増、北米が8%増と各地域で力強い成長を維持しているようです

◎定価販売の浸透により利益率も改善しており、今期の営業利益率の改善幅見通しを従来の0.6〜0.8ポイントから1.0〜1.4ポイントへ上方修正しましたが、市場の高い期待から利食い売りが先行したようです

 

イーライリリー<LLY>

◎2026/02/05(木)終値1,020.84ドル-86.28ドル

◎遠隔医療のヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルスが肥満治療薬の格安類似薬を販売開始したことで競争激化が懸念され、前日比-7.79%の急反落となりました

◎ヒムズが発売した経口薬は初月49ドル、以降は月額99ドルと、ノボ・ノルディスクの正規薬(月額149ドル)を大幅に下回る価格設定となっており、リリーの肥満治療薬ゼップバウンドのシェアも脅かすとの懸念が強まったようです

◎ノボ・ノルディスクは、ヒムズによる販売は患者の安全にリスクをもたらす違法な大量調剤行為であると非難し、法的・規制的措置を講じる声明を出しました

◎これに対しヒムズは、大手製薬会社によるアクセス阻害の試みであり誤った主張であると反論しており、両社の対立が激化していると共に、肥満症治療薬を巡る競争が続きそうです

 

ニューモント<NEM>

◎2026/02/05(木)終値108.53ドル-8.32ドル

◎金先物相場が急落したことに連動し、前日比-7.12%の下落となりました

◎イラン情勢の緊迫化が和らいだことに加え、ビットコインを中心とする暗号資産相場の暴落が金融市場全体に波及し、金も売られました

◎この日のニューヨーク金先物相場は、4月限が前営業日比61.3ドル安の4889.5ドルで引け、銀も10%を超える下げを記録しました

◎暗号資産市場の弱気相場が他資産へ連鎖する中で、安全資産とされる金への資金流入も細ったことが嫌気されたようです

◎産金最大手として貴金属価格の下落が今期の収益を圧迫するとの懸念が広がり、1月下旬に付けた年初来高値圏からの調整が続いています

◎これにより、フリーポート・マクモラン<FCX>-4.26%も売られました

 

ハーシー<HSY>

◎2026/02/05(木)終値224.38ドル+18.59ドル

◎2025年10-12月期決算が市場予想を大幅に上回ったほか、今期の強気な見通しが好感され、前日比+9.03%の急騰となりました

◎10-12月期決算は、売上高30億9,102万ドル(前年同期比7.0%増)が市場予想29億8,017万ドルを上回り、一株当たり利益1.71ドルも市場予想1.40ドルを上回りました

◎2026年12月期今期の売上高予想を4〜5%増、調整後一株当たり利益予想を8.20〜8.52ドルとし、市場予想の7.08ドルを大幅に上回る見通しを示しました

◎消費環境が厳しい中でも強力な価格決定力によって販売量を維持しており、ブランドロイヤルティの強さが業績を支えたようです

◎主原料であるココア価格の下落による利益改善は2027年以降となる見込みですが、今期の力強い成長見通しが評価されたようです

 

マケッソン<MCK>

◎2026/02/05(木)終値957.8ドル+135.8ドル

◎2025年10-12月期決算で売上高と一株当たり利益が市場予想を上回り、今期の一株当たり利益予想を引き上げたことが好感され、前日比+16.52%の急騰となりました

◎2025年10-12月期決算は、売上高1,061億5,800万ドル(前年同期比11.4%増)が市場予想1,057億9,500万ドルを上回り、一株当たり利益9.34ドルも市場予想9.17ドルを上回りました

◎今期の一株当たり利益予想を従来の38.35〜38.85ドルから38.80〜39.20ドル(前年比17〜19%増)に引き上げ、売上高成長率予想も12〜16%増となったことも好感されたようです

◎がん治療分野やバイオ医薬品サービス、北米の医薬品流通事業が2桁成長を記録し、業績を牽引しました。特に腫瘍学分野を含むセグメントの利益は前年同期比57%増と急伸しています

◎医療外科部門の分離・IPOに向けた準備や、買収したフロリダ・キャンサー・スペシャリストなどの統合も順調に進んでおり、事業構成の再構築による成長加速が期待されているようです

 

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