【株価が動いた理由】エヌビディア、マイクロン・テクノロジー、モデルナ、オラクル、ナイキ、ボーイング、カーニバル、アンフェノール、アップラビン
目次

エヌビディア<NVDA>

マイクロン・テクノロジー<MU>

モデルナ<MRNA>

オラクル<ORCL>

ナイキ<NKE>

ボーイング<BA>

カーニバル<CCL>

アンフェノール<APH>

アップラビン<APP>

【株価が動いた理由】エヌビディア、マイクロン・テクノロジー、モデルナ、オラクル、ナイキ、ボーイング、カーニバル、アンフェノール、アップラビン

エヌビディア<NVDA>

◎2025/12/19(金)終値180.99ドル+6.85ドル

◎米国政府から中国へのAI(人工知能)向け半導体「H200」の輸出許可を正式に取得する見通しと報じられ、前日比+3.93%の大幅高となりました

◎米商務省が輸出ライセンス申請の審査を他省庁へ回付したとされ、トランプ大統領が示した「売上の25%を政府に納付する」条件での輸出再開に向けた動きが進んでいるとの期待が高まったようです

◎また、あるアナリストが投資判断「アウトパフォーム」、目標株価275ドルを維持し、現在の株価はPER(株価収益率)面で割安であり「歴史的な買い好機」と指摘したことも、投資家心理を強気にさせたようです

◎この流れから、同様に輸出許可待ちのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>+6.15%や、ブロードコム<AVGO>+3.17%なども買われました

 

マイクロン・テクノロジー<MU>

◎2025/12/19(金)終値265.92ドル+17.37ドル

◎AIメモリーチップの需要急増を背景に、記録的な好決算と強気な見通しを発表した流れが続き、前日比+6.98%の大幅続伸となり上場来高値を更新しました

◎2026年にかけてパンデミック時を上回る深刻なメモリ供給不足が予測され、HBM(広帯域メモリ)への生産シフトが汎用メモリの不足をさらに悪化させるとの警戒感が、同社にとっては追い風として意識されたようです

◎また、オープンAIなどが生産能力の大半を確保したとの観測や、供給確保のために同社がコンシューマー向け事業「Crucial」を閉鎖するとの報道も、需給逼迫による収益拡大期待を強めたようです

 

モデルナ<MRNA>

◎2025/12/19(金)終値33.8ドル+2.85ドル

◎感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)が、同社のパンデミックインフルエンザワクチン候補「mRNA-1018」の第3相臨床試験に対し、最大5,430万ドルを投資すると発表したことが好感され、前日比+9.2%高と急伸し3連騰しました

◎このワクチン候補は、今年初めに米国政府からの資金削減を受けて先行きが不透明になっていましたが、今回の国際的な支援により、承認に向けた重要な最終段階の試験が進むことになりました

◎鳥インフルエンザなどへの対応も期待される中、開発の後押しとなる資金確保がポジティブサプライズとなったようです

 

オラクル<ORCL>

◎2025/12/19(金)終値191.97ドル+11.94ドル

◎TikTokの親会社バイトダンスが、同社率いる米国投資家グループに米国事業の経営権を与えることで合意したとの報道を受け、前日比+6.63%高と急騰しました

◎報道によると、新会社「TikTok US」が設立され、オラクルと提携企業のシルバーレイク、MGXが過半数の株式を保有することになるとのことです

◎オラクルはデータ保護やコンテンツ管理などを担うことになり、クラウド事業にとって高利益率な主要顧客を確保する「大きな勝利」として、収益拡大への期待が高まったようです

 

ナイキ<NKE>

◎2025/12/19(金)終値58.71ドル-6.92ドル

◎2025年9-11月期決算や今後の見通しが嫌気され、前日比-10.54%の急落となりました

◎売上高124億ドルが市場予想122億ドルを上回り、一株当たり利益0.53ドルも市場予想0.37ドルを上回りましたが、中国事業の売上高が前年同期比17%減と大きく落ち込んだほか、関税コスト増などにより粗利益率が3ポイント低下したことが懸念されたようです

◎また、続く2025年12月-2026年2月期の売上高見通しについて、市場が+1.3%の増収を予想していたのに対し、会社側が一桁台前半の減収見通しを示したことが投資家の失望売りにつながったようです

◎一方で、北米の卸売売上高が20%増となるなど回復の兆しも見られ、あるアナリストは目標株価を78ドルから68ドルに引き下げつつも「買い」判断を維持していますが、市場全体を納得させるには至らなかったようです

 

ボーイング<BA>

◎2025/12/19(金)終値214.08ドル+5.81ドル

JPモルガン・チェース<JPM>+1.35%のアナリストが投資判断「オーバーウェイト」を維持し、目標株価を240ドルから245ドルへ引き上げたことが好感され、前日比+2.78%高となりました

◎このアナリストは、航空交通量の増加や機体の老朽化、受注残の積み上がりなどを背景に航空宇宙セクターの見通しは明るいとし、ボーイングを「最有力候補」に挙げたようです

◎「同社はより多くの航空機を製造・納入する必要がある」と指摘し、生産・納入の回復による業績改善への期待感を示したようです

 

カーニバル<CCL>

◎2025/12/19(金)終値31.12ドル+2.78ドル

◎2025年9-11月期決算で、一株当たり利益が0.34ドルとなり市場予想0.24~0.25ドルを上回ったほか、2026年今期の利益見通しも市場予想を上回り、前日比+9.8%の急騰となりました

◎負債削減が進んだことを背景に、一株当たり0.15ドルの四半期配当を再開すると発表したことも、投資家の好感を集めたようです

◎最高経営責任者(CEO)は予約状況が「史上最高額」に達していると述べ、カリブ海市場の供給過剰懸念を払拭しました

◎この流れから、ロイヤル・カリビアン・クルーズ<RCL>+2.39%など他のクルーズ株も買われました

 

アンフェノール<APH>

◎2025/12/19(金)終値135.29ドル+5.68ドル

◎あるアナリストが、投資判断「買い」を維持し、目標株価を147ドルから180ドルへ引き上げたことが好感され、前日比+4.38%高となりました

◎今回の目標株価引き上げは大幅な上方修正であり、他のアナリストによる評価引き上げも相次いでいることから、同社の潜在的な成長力に対する信頼感が継続しているようです

◎新たな目標株価は、足元の株価水準から38%以上の上昇余地を示唆するものとして、投資家の買い意欲を刺激したようです

 

アップラビン<APP>

◎2025/12/19(金)終値721.37ドル+27ドル

◎アナリストが相次いで目標株価を引き上げたことが好感され、前日比+3.88%高となりました

◎あるアナリストは目標株価を700ドルから775ドルへ、別のアナリストは800ドルから860ドルへそれぞれ引き上げ、両社とも投資判断「買い」を維持しました

◎評価の背景には、Eコマース分野での成長加速や、セルフサービスプラットフォーム「AXON Ads」の拡張計画、生成AIを活用したクリエイティブ機能の拡大などが挙げられ、同社の将来に対する信頼感が高まったようです

 

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