マイクロン・テクノロジー<MU>
◎2025/12/18(木)終値248.55ドル+23.03ドル
◎2025年9-11月期決算が市場予想を上回ったほか、続く12-2月期の見通しも市場予想を大幅に上回り、前日比+10.21%の急騰となりました
◎経営陣はAI(人工知能)向けHBM(広帯域メモリ)の需要が急増しており、2026年分まで完売状態であると述べ、今後数年間は供給が需要を下回る状況が続くとの見通しを示しました
◎また、アナリストによる目標株価の引き上げが相次ぎ、「米国半導体業界史上、最高の決算の一つ」と評価されたことも、投資家の買い意欲を刺激したようです
◎この流れから、ラム・リサーチ<LRCX>+6.27%、コンステレーション・エナジー<CEG>+5.88%、KLA<KLAC>+4.29%、マーベル・テクノロジー<MRVL>+3.39%、エヌビディア<NVDA>+1.87%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>+1.48%、ブロードコム<AVGO>+1.18%など、他のAI半導体株も買われました
スターバックス<SBUX>
◎2025/12/18(木)終値89.42ドル+4.21ドル
◎北米における客足データの改善や、2025年10-12月期業績が市場予想を上回るペースで推移しているとの観測が伝わり、前日比+4.94%の大幅高となりました
◎また、アクティビスト(物言う株主)のエリオット・マネジメントによる同社株保有が、経営改革や株主価値向上への期待感として投資家に好感されているようです
◎配当利回りが2.93%と比較的高い水準にあることも、株価の下支え要因となっているようです
ナイキ<NKE>
◎2025/12/18(木)終値65.63ドル-0.06ドル
◎この日の通常取引は-0.09%安で終えましたが、取引終了後に発表した決算を受けて、時間外取引で-10.75%安と急落しました
◎売上高と一株当たり利益は市場予想を上回ったものの、中国事業の売上高が前年同期比17%減と落ち込んだほか、関税コスト増により粗利益率が40.6%へ3ポイント低下したことが嫌気されたようです
◎また、続く2025年12-2月期の売上高見通しについて、市場予想が+1.3%の増収を見込んでいたのに対し、会社側が一桁台前半の減収予想を示したことも、投資家の失望売りを誘ったようです
オラクル<ORCL>
◎2025/12/18(木)終値180.03ドル+1.57ドル
◎この日の通常取引は+0.87%高で終えましたが、取引終了後に「TikTok」の米国事業売却に関する報道が伝わり、時間外取引で+5.36%高となりました
◎中国の動画共有アプリ「TikTok」の米国事業を、オラクルや米投資会社シルバーレイクなどで構成する企業連合に売却する契約を締結したと報じられ、クラウド事業などの収益拡大期待が高まったようです
◎報道によると、買収手続きは2026年1月22日に完了する見通しで、新会社の株式の約45%を企業連合が保有することになり、トランプ大統領の承認を経て長らく続いた運営を巡る不透明感が解消に向かうことが好感されたようです
テスラ<TSLA>
◎2025/12/18(木)終値483.37ドル+16.11ドル
◎イーロン・マスク氏率いるスペースXが、テスラの「サイバートラック」を大量購入したと報じられ、需要への懸念が和らいだことから、前日比+3.44%高となりました
◎この購入は数千万ドル規模とされ、生産能力に対する需要不足が懸念されていた中での好材料となり、株価を押し上げたようです
◎また、エネルギー部門において、フランスのSPIE SAと大型蓄電池「メガパック」を用いたプロジェクトで3年間の契約を締結したことも、投資家に好感されたようです
ルルレモン・アスレティカ<LULU>
◎2025/12/18(木)終値215.11ドル+7.24ドル
◎アクティビスト(物言う株主)のエリオット・インベストメント・マネジメントが、10億ドル以上の株式を取得したとの報道が好感され、前日比+3.48%高となりました
◎エリオットは、ラルフローレン元最高財務責任者(CFO)のジェーン・ニールセン氏を次期最高経営責任者(CEO)候補として推しているとされ、経営再建への期待が高まったようです
◎同社は先週、現CEOの退任を発表したばかりでしたが、実績ある経営者の招聘やアクティビストの関与により、業績不振からの脱却が進むとの見方が広がったようです
ショッピファイ<SHOP>
◎2025/12/18(木)終値166.8ドル+5.07ドル
◎アナリストの目標株価引き上げが相次ぎ、前日比+3.13%の大幅高となりました
◎バンク・オブ・アメリカ<BAC>-0.53%のアナリストが、投資判断「買い」を維持し、目標株価を185ドルから190ドルへ引き上げました
◎ウェルズ・ファーゴ<WFC>-1.2%のアナリストが、投資判断「オーバーウェイト」を維持し、目標株価を125ドルから198ドルへ引き上げました
◎アナリストらは、製品改善や利益率の向上が2026年までの業績回復を支えると指摘し、成長見通しに対する信頼感が強まったようです
アップラビン<APP>
◎2025/12/18(木)終値694.37ドル+37.24ドル
◎アナリストの目標株価引き上げが好感され、前日比+5.66%高となりました
◎あるアナリストが、投資判断「買い」を維持し、目標株価を700ドルから775ドルに引き上げました
◎別のアナリストも、投資判断「買い」を維持し、目標株価を800ドルから860ドルに引き上げました
◎Eコマース分野での成長加速や、広告プラットフォーム「AXON Ads」の拡張計画が評価されたようです
◎また、生成AIを活用したクリエイティブ機能の拡大による将来性も評価されたようです
GEベルノバ<GEV>
◎2025/12/18(木)終値639.43ドル+25.24ドル
◎あるアナリストが投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を736ドルから815ドルへ引き上げたことが好感され、前日比+4.1%の反発となりました
◎アナリストは、利益率の高い保守サービス事業が長期にわたり安定した収益をもたらし、データセンター需要の変動を抑制する「年金のような」役割を果たすと評価しました
◎また、ガス火力発電機の価格競争力や潤沢なキャッシュフローを背景に、AI過剰投資への懸念で株価が調整していた局面は押し目買いのチャンスであると指摘したようです
【関連記事】
・政策の追い風が吹くペロブスカイト太陽電池関連の日本株9選
・米国の利下げ/日本の利上げがメリットの日米株74銘柄
・バフェット氏も注目!高配当な「総合商社」5選
・下落はチャンス?調整局面のゲーム株6選
・中国との関係次第で株価が変動しやすい日米株6選
・2026年注目の日米株「投資テーマ」
・AI投資で需要増大!データセンター・電力関連の日米株8選
