【株価が動いた理由】テスラ、フィリップス66、アファーム、コムキャスト、ファイザー、レモネード、ロビンフッド、エスティ・ローダー
目次

テスラ<TSLA>

フィリップス66<PSX>

アファーム・ホールディングス<AFRM>

コムキャスト<CMCSA>

ファイザー<PFE>

レモネード<LMND>

ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>

エスティ・ローダー<EL>

【株価が動いた理由】テスラ、フィリップス66、アファーム、コムキャスト、ファイザー、レモネード、ロビンフッド、エスティ・ローダー

テスラ<TSLA>

◎2025/12/16(火)終値489.88ドル+14.57ドル

◎ロボタクシー事業への期待が継続したほか、アナリストによる目標株価引き上げが好感され、前日比+3.06%高となりました

◎この上昇により、一時491.5ドルを付け、約1年ぶりに上場来高値を更新しました

◎あるアナリストは、完全自動運転(Full Self-Driving)の改善がロボタクシーの急速な拡大につながるとして、投資判断「買い」を維持し、目標株価を475ドルから530ドルへ引き上げました

◎前日にイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、安全監視員なしでの試験走行開始を明らかにしたことが引き続き材料視され、新たな成長ストーリーとして買いを集めたようです

 

フィリップス66<PSX>

◎2025/12/16(火) 終値131.78ドル-9.73ドル

◎ロシアとウクライナの和平合意への期待が高まったことや、米労働市場の冷え込みによる需要懸念から原油先物価格が急落し、前日比-6.87%安となりました

◎WTI原油先物は一時1バレル55ドルと約5年ぶりの安値水準まで下落しました

◎トランプ大統領が停戦交渉の進展を示唆したことで、ロシア産エネルギーへの制裁緩和による供給増加が意識されたようです

◎また、11月の米雇用者数が予想を下回る伸びにとどまり、失業率が4.6%へ上昇したことも、エネルギー需要への懸念を強めました

◎これを受け、エネルギー株が軒並み売られる展開となり、マラソン・ペトロリアム<MPC>-4.7%、EOGリソーシーズ<EOG>-3.91%、コノコフィリップス<COP>-3.8%、シュルンベルジェ<SLB>-3.31%、オキシデンタル・ペトロリアム<OXY>-3.15%、バレロ・エナジー<VLO>-3.03%、エクソン・モービル<XOM>-2.61%なども下落しました

 

アファーム・ホールディングス<AFRM>

◎2025/12/16(火)終値73.39ドル+7.73ドル

アマゾン・ドット・コム<AMZN>±0.00%との提携を2031年1月まで延長したと発表し、BNPL(後払い決済)事業への信頼感から、前日比+11.77%高と急騰しました

◎この提携延長により、同社はアマゾンの米国市場における主要なBNPLプロバイダーとしての地位を維持することになります

◎最高財務責任者(CFO)は、アクティブカード会員数や会員1人当たりの支出目標についても順調な進捗をアピールしました

 

コムキャスト<CMCSA>

◎2025/12/16(火)終値29.73ドル+1.52ドル

◎ケーブルネットワーク部門を分社化した新会社「バーサント・メディア・グループ」が発行日決済取引を開始したことが好感され、前日比+5.38%高となりました

◎バーサントは時価総額約65億ドルで取引を開始し、2026年12月期来期の予想EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)の約4.5倍と評価されました

◎この評価額は、現在進行中のパラマウントとネットフリックス<NFLX>+0.85%によるワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の買収合戦において、重要な指標として注目されています

◎ネットフリックスはWBDのストリーミングやスタジオ事業のみを買収し、ケーブル部門をスピンオフして株主に残す提案をしているため、類似事業であるバーサントの評価が高ければ、WBD株主にとってネットフリックスの提案がより魅力的になるとの見方があるようです

◎対するパラマウントは、WBD全体を1株30ドルの現金で買収する提案を行っており、バーサントの動向がこの争いの行方を左右する可能性があるようです

 

ファイザー<PFE>

◎2025/12/16(火)終値25.53ドル-0.9ドル

◎2025年12月期今期および2026年12月期来期の収益見通し(ガイダンス)が市場予想を下回ったことが嫌気され、前日比-3.4%安となりました

◎会社側は、今期の売上高予想を約620億ドル、来期予想を595億~625億ドルとしましたが、いずれも市場予想を下回りました

◎新型コロナウイルス関連製品の売上減少に加え、心筋症治療薬「ビンダケル」などの特許切れによる約15億ドルの減収影響が重荷になるとの見通しを示しました

◎一方で、一部アナリストはこの見通しを「保守的」と評しており、コスト削減やM&Aによるパイプライン強化が進んでいる点を評価する声もあるようです

 

レモネード<LMND>

◎2025/12/16(火)終値81.36ドル+6.29ドル

モルガン・スタンレー<MS>-0.71%のアナリストが、投資判断を「アンダーウェイト」から「イコールウェイト」へ、目標株価を53ドルから85ドルへ引き上げたことが好感され、前日比+8.37%高となりました

◎アナリストは、自動車保険事業での着実かつ大幅な成長に加え、全体的な損害率(ロスレシオ)が改善している点を評価しました

◎また、総損害率の安定や、2026年10-12月期までのEBITDA黒字化に向けた道筋が明確であるとし、これらを「他に類を見ないストーリー」であると指摘したようです

 

ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>

◎2025/12/16(火)終値119.4ドル+4.14ドル

◎あるアナリストが、投資判断「買い」と目標株価172ドルを改めて強調したことが好感され、前日比+3.59%高となりました

◎アナリストは、大統領選などで注目された「予測市場(Prediction Markets)」事業が収益の追い風になると分析しています

◎特に、競合のコインベース・グローバル<COIN>+0.87%と比較して、ロビンフッドは予測市場向けに新規資金が流入している割合が高いと指摘されました

◎同事業からの収益ランレート(年間収益予測)は3億ドルと試算され、これを受けて2026年および2027年の収益予想が上方修正されました

 

エスティ・ローダー<EL>

◎2025/12/16(火)終値104.39ドル+3.36ドル

バンク・オブ・アメリカ<BAC>-0.93%のアナリストが、同社を最も推奨する「US1リスト」に加え、目標株価を120ドルから130ドルに引き上げたことで、前日比+3.32%高となりました

◎同社が進めるブランド刷新やコスト削減などの新戦略が評価され、2026年の美容業種における有望株として選定されたようです

◎また、主要市場である米国や中国での需要回復が見込まれ、同社がその恩恵を大きく受けるとの見方も背景のようです

 

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