【株価が動いた理由】テスラ、ジロー・グループ、サービスナウ、ブリストル・マイヤーズ、ブロードコム、イーライリリー、マリオット、コインベース、ウーバー、アーム
目次

テスラ<TSLA>

ジロー・グループ<ZG>

サービスナウ<NOW>

ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>

ブロードコム<AVGO>

イーライリリー<LLY>

マリオット・インターナショナル<MAR>

コインベース・グローバル<COIN>

ウーバー・テクノロジーズ<UBER>

アーム・ホールディングス ADR<ARM>

【株価が動いた理由】テスラ、ジロー・グループ、サービスナウ、ブリストル・マイヤーズ、ブロードコム、イーライリリー、マリオット、コインベース、ウーバー、アーム

テスラ<TSLA>

◎2025/12/15(月)終値475.31ドル+16.35ドル

◎イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)によるロボタクシーに関する発言や、著名アナリストによる強気なレポートが好感され、前日比+3.56%高となりました

◎マスク氏は週末に、テキサス州オースティンで安全監視員を同乗させない完全無人のロボタクシー試験走行を開始したと明らかにしました

◎また、著名アナリストが、自動運転やロボット工学の進展により2026年はテスラにとって極めて重要な年になると指摘し、目標株価600ドルと「買い」推奨を維持しました

◎2025年の販売台数は2年連続で減少する見通しですが、市場はAIやロボタクシー分野での将来性を評価し、時価総額は約1.5兆ドルに達しているようです

 

ジロー・グループ<ZG>

◎2025/12/15(月)終値66.67ドル-5.71ドル

アルファベット<GOOGL>-0.34%傘下のグーグルが不動産検索サービスを試験導入したと伝わり、競争激化による収益圧迫への懸念から前日比-7.89%安と急落しました

◎グーグルの検索結果に物件リストや詳細情報、担当者への連絡方法などが直接表示される機能が試験的に導入されているようです

◎同社は検索トラフィックに依存してユーザーを獲得しているため、グーグルの本格参入が中核事業の脅威になるとの警戒感が強まったようです

◎これにより、コスター・グループ<CSGP>-6.56%などの不動産関連株もツレ安となりました

 

サービスナウ<NOW>

◎2025/12/15(月)終値765.2ドル-99.86ドル

◎アナリストによる投資判断の引き下げに加え、過去最大規模となる買収報道が伝わり、先行き不透明感から前日比-11.54%安と急落しました

◎あるアナリストは、AI普及による業務効率化が、ユーザー数に応じて課金するSaaS企業の収益モデルにとって逆風になるとし、投資判断を「中立」から「売り」へ引き下げ、目標株価を775ドルとしました

◎また、サイバーセキュリティ新興企業のアーミスを最大70億ドル(約1兆円強)で買収する最終協議に入ったとも報じられました

◎この買収額は同社として過去最大であり、財務負担や統合リスクも懸念されたようです

 

ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>

◎2025/12/15(月)終値54.29ドル+1.88ドル

◎アナリストによる投資判断や目標株価の引き上げが好感され、前日比+3.58%高となりました

◎あるアナリストは、研究開発パイプラインの堅調さを評価して投資判断を「中立」から「買い」へ、目標株価を52ドルから61ドルへ引き上げました

◎アナリストは、近い将来に4~6件のプログラムで重要な進展が見られると予想しているようです

◎また、米国食品医薬品局(FDA)による特定のがん種を治療するためのCAR-T細胞療法「ブレヤンジ」の承認も材料視されたようです

 

ブロードコム<AVGO>

◎2025/12/15(月)終値339.81ドル-20.12ドル

◎AI(人工知能)向け事業の収益性に対する不透明感から売りが続き、前日比-5.58%安と3日続落しました

◎11日の決算説明会で、ホック・タン最高経営責任者(CEO)が「AI事業は他の事業に比べて粗利益率が低い」と発言したことが引き続き嫌気されているようです

◎2026年1月期今期のAI向け売上高は倍増する見通しですが、AI売上高比率の上昇に伴い全体の利益率が低下するとの見方が重荷となりました

◎また、オラクル<ORCL>-2.65%の決算を受けてAIバブルへの懸念が高まったこともあり、投資家が同分野から資金を引き揚げる動きが続いているようです

 

イーライリリー<LLY>

◎2025/12/15(月)終値1,062.19ドル+34.68ドル

オラクルブロードコムなどのハイテク株から、ディフェンシブ銘柄へ資金をシフトする動きが強まり、前日比+3.37%高となりました

◎巨大IT企業がAI関連コストの増加や利益率低下への懸念から売られる中、投資家はより安全な投資先として、安定成長が見込める医薬品株を選好したようです

◎また、次世代減量薬候補「レタトルチド」の第3相試験で、過去最高レベルとなる平均28%以上の体重減少効果が確認されたと発表したことも追い風となったようです

 

マリオット・インターナショナル<MAR>

◎2025/12/15(月)終値308.49ドル+9.77ドル

ゴールドマン・サックス・グループ<GS>+0.18%のアナリストが、投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げ、目標株価を288ドルから345ドルへ引き上げたことが好感され、前日比+3.27%高となりました

◎マリオットは高所得者層による堅調な消費の恩恵を受けるほか、2026年6月に北中米3カ国で開催されるサッカーワールドカップ(W杯)が収益の追い風になると評価されたようです

◎特にマリオットは、W杯へのエクスポージャー(収益貢献度)が最も高いホテルチェーンの一つであると指摘されました

 

コインベース・グローバル<COIN>

◎2025/12/15(月)終値250.42ドル-17.04ドル

◎ビットコイン価格の下落や、アナリストによる目標株価の引き下げが嫌気され、前日比-6.37%安となりました

◎あるアナリストは、投資判断「売り」を維持したまま、目標株価を266ドルから230ドルへ引き下げました

◎アナリストは、2025年10-12月期の売上高が市場予想を下回る可能性があると指摘したほか、トークン化された株式や予測市場といった新分野の収益化には数年を要するとの見方を示しました

◎また、競合のロビンフッド・マーケッツ<HOOD>-3.54%などが先行する中で、現在の株価は新機能への期待をすでに織り込み済みであり、割高であると判断されたようです

 

ウーバー・テクノロジーズ<UBER>

◎2025/12/15(月)終値81.86ドル-3.25ドル

◎サブスクリプションサービス「Uber One」を巡る訴訟で、連邦取引委員会(FTC)に加え米21州などが原告に加わったとの報道を嫌気し、前日比-3.81%安となりました

◎報道によると、解約手続きを意図的に複雑にしたり、無料トライアル中に料金を請求したりするなどの行為が指摘されており、民事罰を求められています

◎会社側は「手続きは明確で法律に準拠している」と反論していますが、法的リスクの高まりが懸念されたようです

 

アーム・ホールディングス ADR<ARM>

◎2025/12/15(月)終値124.37ドル-6.52ドル

ゴールドマン・サックス・グループのアナリストが、投資判断を「中立」から「売り」へ、目標株価を160ドルから120ドルへ引き下げたことが嫌気され、前日比-4.98%安となりました

◎アナリストは、売上高の約60%を占めるスマートフォン市場への依存度が高く、成長余地が乏しいと指摘しています

◎また、AIカスタムチップ開発に向けた研究開発費の増加により、今後数年間は利益率や財務レバレッジが低下するとの見通しを示しました

◎親会社のソフトバンクグループ<9984>が株式の大半を保有しており、流動性の低さから株価が割高な水準にある点も懸念されています

◎なお、このアナリストはテキサス・インスツルメンツ<TXN>-0.8%についても、在庫過剰や戦略面での課題を理由に、投資判断を「買い」から「売り」へ2段階引き下げ、目標株価を200ドルから156ドルに引き下げました

 

 

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