【株価が動いた理由】エヌビディア、モデルナ、AMD、フェデックス、アップラビン、ナイキ
目次

エヌビディア<NVDA>

モデルナ<MRNA>

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>

フェデックス<FDX>

アップラビン<APP>

ナイキ<NKE>

【株価が動いた理由】エヌビディア、モデルナ、AMD、フェデックス、アップラビン、ナイキ

エヌビディア<NVDA>

◎2025/11/11(火)終値193.16ドル-5.89ドル

ソフトバンクグループ<9984>が保有するエヌビディア株すべてを売却したと発表したことが嫌気され、株価は-2.95%の下落となりました

◎市場では、この売却がAI(人工知能)関連銘柄の過熱感への警戒を示しているとの見方が出たようです

◎また、ソフトバンクグループは売却資金をオープンAIへの巨額投資に充てるとしており、将来的にオープンAIがAI半導体でエヌビディアの競合になる可能性が意識されたことも、売り材料となった模様です

 

モデルナ<MRNA>

◎2025/11/11(火)終値26.41ドル+1.65ドル

◎AI関連のハイテク株が売られるなか、資金の避難先としてディフェンシブ銘柄が買われる流れとなり、前日比+6.66%高となりました

◎これによりヘルスケアセクターが注目され、メルク<MRK>+4.84%、ファイザー<PFE>+4.59%、アムジェン<AMGN>+4.56%、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>+3.08%、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>+2.87%なども買われました

◎これは、AI関連でのネガティブなニュースを受け、投資家が成長期待のテクノロジー株からバリュー株へと資金を移す「循環物色」となったようです

 

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>

◎2025/11/11(火)終値237.52ドル-6.46ドル

◎最高経営責任者(CEO)が強気の見通しを示したものの、AI関連株の割高懸念と材料出尽くしの売りで、前日比-2.64%安となりました

◎投資家向け説明会で、CEOが「データセンター市場は2030年までに1兆ドル規模に達する」との見通しを示すなど、AIやデータセンター事業の力強い成長予測を発表しました

◎発表後は一時買いが入る場面もありましたが、株価が2024年末から約2倍になっていたこともあり、好材料が出尽くしたとみた売りに押されました

◎しかし、通常取引終了後、今後の利益率改善の見通しなどが好感され、時間外取引で+4.77%高となりました

◎売上高営業利益率が今年の24%から今後3-5年で35%以上になるとの見通しや、一株当り利益20ドル以上への「明確な道筋」を強調したことなどが評価されたようです

 

フェデックス<FDX>

◎2025/11/11(火)終値267.72ドル+13.83ドル

◎最高財務責任者(CFO)が、11月末に終了する9-11月期の調整後一株当り利益が前年同期を上回るとの見通しを示し、前日比+5.44%の大幅反発となりました

◎先週発生したUPS貨物機の墜落事故に伴うMD-11型機の運航停止などで、経費増加が懸念されていましたが、CFOの強気な発言が安心感を誘い、年末商戦への懸念も和らいだようです

◎これを受け、同業のユナイテッド・パーセル・サービス<UPS>+2.11%も上昇しました

 

アップラビン<APP>

◎2025/11/11(火)終値594.91ドル-56.41ドル

◎取締役による株式売却の意向が明らかになったことや、アナリストによる目標株価の引き下げが嫌気され、前日比-8.66%の大幅安となりました

◎創業初期からの投資家でもある取締役が28,655株を売却する意向を示したことで、投資家の間に懸念が広がったようです

◎また、シティグループ<C>-0.72%のアナリストが、投資判断「買い」を維持したものの、目標株価を850ドルから820ドルへ引き下げたことも嫌気されたようです

 

ナイキ<NKE>

◎2025/11/11(火)終値63.15ドル+2.35ドル

バンク・オブ・アメリカ<BAC>+0.39%のアナリストが、ナイキの改革姿勢を評価し、前日比+3.86%高となりました

◎相次ぐ新製品の投入や、機能性を高めたスポーツウエアの開発が、今後の収益回復に繋がると期待されたようです

◎また、2026年のサッカーワールドカップが格好の宣伝機会になるとの見方も示し、株価が安値圏にある今が「魅力的な買い場」と述べました

 

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