【株価が動いた理由】マイクロソフト、アマゾン、アップル、モデルナ、ブリストル・マイヤーズ、コグネックス、イーライリリー、チポトレ、ロブロックス、コインベース
目次

マイクロソフト<MSFT>

アマゾン・ドット・コム<AMZN>

アップル<AAPL>

モデルナ<MRNA>

ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>

コグネックス<CGNX>

イーライリリー<LLY>

チポトレ・メキシカン・グリル<CMG>

ロブロックス<RBLX>

コインベース・グローバル<COIN>

【株価が動いた理由】マイクロソフト、アマゾン、アップル、モデルナ、ブリストル・マイヤーズ、コグネックス、イーライリリー、チポトレ、ロブロックス、コインベース

マイクロソフト<MSFT>

◎2025/10/30(木)終値525.76ドル-15.79ドル

◎7-9月期決算は売上高が市場予想を上回ったものの、AI(人工知能)関連の投資増加が収益を圧迫するとの懸念から、前日比-2.91%安と続落しました

◎7-9月期の売上高は776億7,300万ドル(前年同期比18%増)で市場予想753億8,000万ドルを上回りました

◎クラウド基盤「アジュール」の増収率は40%で、市場予想38.2%を上回りました

◎しかし、7-9月期の設備投資額が前年同期比74%増の349億ドルに達したほか、最高財務責任者(CFO)が2026年6月期今期の設備投資の伸び率が前期を上回るとの見通しを示したため、収益圧迫への懸念が強まったようです

 

アマゾン・ドット・コム<AMZN>

◎2025/10/30(木)終値222.86ドル-7.44ドル

◎この日の取引は前日比-3.23%安で終えましたが、取引終了後に発表した7-9月期決算が市場予想を大幅に上回り、時間外取引で+13.15%高と急騰しました

◎7-9月期の売上高は1,801億6,900万ドル(前年同期比13%増)で市場予想1,779億1,000万ドルを上回り、純利益は211億8,700万ドル(同38%増)で市場予想を上回りました

◎収益の柱であるクラウド事業「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の売上高が前年同期比20%増(330億ドル)と、市場予想や前期を上回り、成長が再加速したことが好感されたようです

◎また、ネット通販事業も10%増と好調だったほか、AIインフラ投資を2026年も増やす方針が示され、AI需要への期待が強まったようです

 

アップル<AAPL>

◎2025/10/30(木)終値271.4ドル+1.7ドル

◎この日の取引は前日比+0.63%高で終えましたが、取引終了後に発表した7-9月期決算が市場予想を上回ったことや、10-12月期の強気な見通しが示されたことで、時間外取引で+2.33%高となりました

◎7-9月期の売上高は1,024億6,600万ドル(前年同期比8%増)で市場予想1,022億3,000万ドルを上回り、一株当り利益も1.85ドルで市場予想を上回りました

◎主力のiPhone売上高490億2,500万ドルは市場予想501億5,000万ドルに届かなかったものの、利益率の高いサービス部門の売上高が287億5,000万ドル(同15%増)と市場予想282億3,000万ドルを上回り、過去最高となったことが寄与したようです

◎また、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が10-12月期のiPhone売上高について、市場予想(6%増)を上回る2桁増収になるとの見通しを示したことも、買い安心感に繋がったようです

 

モデルナ<MRNA>

◎2025/10/30(木)終値28.14ドル+3.44ドル

◎大手製薬会社と買収の可能性も含む「大規模な取引」について協議中と報じられ、前日比+13.92%の大幅高となりました

◎COVID-19ワクチン需要の減少に伴い、事業多角化を目指す中での報道が好感されたようです

◎また、あるアナリストは、主要な非ワクチン資産がすでにメルク<MRK>-0.34%と提携していることから完全買収の可能性は低いと指摘しており、ワクチン事業やがん治療分野での提携の可能性がより高いとの見方を示したようです

 

ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>

◎2025/10/30(木)終値45.62ドル+3.02ドル

◎7-9月期決算と通期の業績見通しが市場予想を上回ったことが好感され、前日比+7.08%の大幅高となりました

◎7-9月期の売上高は122億2,000万ドル(前年同期比2.8%増)で市場予想118億ドルを上回り、調整後の一株当り利益は1.63ドルで市場予想1.51ドルを上回りました

◎また、2025年12月期今期の売上高見通しの中央値を477億5,000万ドルへ、調整後一株当り利益見通しを6.40ドル~6.60ドルへそれぞれ引き上げたことも買い材料となったようです

◎「Reblozyl」など成長ポートフォリオの医薬品需要が好調だったようです

 

コグネックス<CGNX>

◎2025/10/30(木)終値41.31ドル-6.13ドル

◎7-9月期決算は市場予想を上回ったものの、通期の利益見通しを大幅に引き下げたことが嫌気され、前日比-12.92%の大幅安となりました

◎7-9月期の売上高は2億7,689万ドル(前年同期比18%増)で市場予想2億6,189万ドルを上回り、調整後の一株当り利益は0.33ドルで市場予想0.29ドルを上回りました

◎しかし、2025年12月期今期の調整後一株当り利益見通しを約19%大幅に引き下げたことが失望売りを誘ったようです

◎また、10-12月期の売上高見通しが2億3,000万ドル~2億4,500万ドルと、市場予想2億3,670万ドルとほぼ一致する水準にとどまったことも、利益見通しの弱さを補う材料にはならなかったようです

 

イーライリリー<LLY>

◎2025/10/30(木)終値844.5ドル+30.97ドル

◎7-9月期決算と通期の業績見通しが市場予想を大幅に上回ったことが好感され、前日比+3.8%の大幅高となりました

◎7-9月期の売上高は176億ドル(前年同期比54%増)で市場予想160億5,000万ドルを上回り、調整後の一株当り利益は7.02ドル(同495%増)で市場予想5.89ドルを大幅に上回りました

◎糖尿病薬「マンジャロ」(売上高65億2,000万ドル)や肥満症治療薬「ゼプバウンド」(売上高35億9,000万ドル)の販売が市場予想を大きく上回り、好調な業績をけん引したようです

◎また、2025年12月期今期の売上高見通しを630億ドル~635億ドルへ、調整後の一株当り利益見通しを23ドル~23.70ドルへそれぞれ引き上げたことも買い材料となったようです

 

チポトレ・メキシカン・グリル<CMG>

◎2025/10/30(木)終値32.53ドル-7.23ドル

◎7-9月期決算で売上高が市場予想を下回ったことや、通期の既存店売上高見通しを引き下げたことが嫌気され、前日比-18.18%の大幅安となりました

◎7-9月期の売上高は30億344万ドル(前年同期比8%増)で市場予想30億2,000万ドルを下回り、特別項目を除く一株当り利益は0.29ドルで市場予想0.29ドルと一致しました

◎また、2025年12月期今期の既存店売上高見通しを、従来の「ほぼ横ばい」から「1桁台前半の減少」へ引き下げたことが失望売りを誘ったようです

◎経営陣は、年収10万ドル以下の所得層や若年層の来店が減っており、外食を控える動きが強まっていると説明したようです

 

ロブロックス<RBLX>

◎2025/10/30(木)終値113ドル-20.74ドル

◎7-9月期決算は市場予想を上回ったものの、2026年の利益が投資によって圧迫されるとの見通しが示され、前日比-15.5%の大幅安となりました

◎7-9月期の売上高は19億2,181万ドル(前年同期比70.3%増)で市場予想17億811万ドルを上回り、一株当り利益は-0.37ドルで市場予想-0.49ドルを上回りました(赤字幅が予想より小さかった)

◎また、「ブッキングズ(将来の売上)」が70%増と好調で、通期見通しも上方修正されましたが、インフラや安全対策への投資を優先するため2026年の利益が圧迫されるとの見方が売りを誘ったようです

 

コインベース・グローバル<COIN>

◎2025/10/30(木)終値328.51ドル-20.1ドル

◎この日の取引は前日比-5.76%安で終えましたが、取引終了後に発表した7-9月期決算が市場予想を上回ったことが好感され、時間外取引で+3.6%上昇しました

◎7-9月期の売上高は18億6,869万ドル(前年同期比55%増)で市場予想18億ドルを上回り、一株当り利益は1.50ドルで市場予想1.13ドルを上回りました

◎ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)価格の上昇を受けて売買が活況となり、取引収入が83%増と大きく伸びたことが寄与したようです

 

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