【株価が動いた理由】エヌビディア +1.34%~中国向けAI半導体H20が輸出規制の対象となり最大55億ドルの費用を計上し時間外取引で-6.32%の大幅安

【株価が動いた理由】エヌビディア +1.34%~中国向けAI半導体H20が輸出規制の対象となり最大55億ドルの費用を計上し時間外取引で-6.32%の大幅安

エヌビディア<NVDA>

💡株価が動いたポイント

✅2025/4/15(火)終値112.2ドル+1.49ドル

✅始値110.97ドル、高値113.62ドル、安値110.5ドル

✅年初来高値153.13ドル、年初来安値86.62ドル

✅取引時間終了後に対中輸出規制の拡大が明らかとなり、前日比+1.34%の上昇となりましたが、時間外取引で-6.32%の大幅安となりました


 

◎最新のAI(人工知能)半導体ブラックウェルの製造を、アリゾナ州の台湾セミコンダクター(TSMC)の工場で開始したと発表し、上昇してこの日の取引を終えました

◎しかし、取引終了後に中国向けAI半導体H20が輸出規制の対象となったことが判明し、時間外取引で-6.32%の大幅安となりました

◎米政権からH20を中国などに輸出する際にライセンスの取得が必要になると通知を受け、2025年2-4月期に最大55億ドルの費用を計上すると米証券取引委員会(SEC)に届け出たことから明らかになりました

◎このライセンスの義務化は無期限に適用されるとのことで、売上比率で13%を占める中国向けの販売がさらに減る見通しとなり嫌気されたようです

◎計上した55億ドルは、H20の在庫と、アリババ集団、バイトダンス、テンセントなど中国ハイテク企業の発注分の引当金のようです

◎H20は中国向けに性能を落とした製品ですが、これを多数組み合わせることでスーパーコンピューターに匹敵する能力を発揮できる可能性があり、国家安全保障上の脅威となる恐れがあることや、中国との貿易摩擦の流れから対中輸出規制の対象となったようです

◎H20はこれまでも規制を検討されてきましたが、米国での投資の発表やジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)のトランプ政権への働きかけなどで規制対象から逃れていました

◎トランプ政権はこのところ方針が二転三転することが常態化しており、これらの規制や関税が撤回されたり強化される可能性もあり、今後どのように展開し評価されるかは不透明です

 

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