【株価が動いた理由】ボーイング -6.56%~米政権のカナダ/メキシコ/中国への関税発動で収益悪化が懸念され

【株価が動いた理由】ボーイング -6.56%~米政権のカナダ/メキシコ/中国への関税発動で収益悪化が懸念され

ボーイング<BA>

 

💡株価が動いたポイント

✅2025/3/4(火)終値158.9ドル-11.16ドル

✅米政権の関税発動で収益悪化が懸念され、前日比-6.56%の大幅安となりました


 

◎トランプ政権は4日に、カナダとメキシコ25%の関税を発動し、中国に10%の追加関税(計20%)を発動しました

◎これに対しカナダと中国は報復関税を発動、メキシコも対策を発表予定であり貿易摩擦が高まりました

◎ボーイングは年間約1,000億ドルの貿易黒字を計上する輸出企業であり、米国にとって航空宇宙製品の輸出国第3位のカナダなどが関税を嫌気しボーイングからの購入を控え、競合のエアバスにシェアを奪われることが懸念されたようです

◎また、アルミニウムなどの原材料費の高騰が予想されることや、ボーイングはカナダに部品工場を持っていることから、部品や製造コスト増に繋がり利益率の低下も懸念されます

◎さらに関税や部品等のコスト増は、サプライチェーン(材料部品の調達から製造、配送、販売、消費まで一連の流れ)の混乱を招きかねず、正常な製造や販売が行えなくなる可能性があり、サプライチェーンの変更を余儀なくされる恐れも懸念されているようです

◎ただ、これらの貿易摩擦が継続するかは不透明であり、今後の各国との交渉により撤回や変動する可能性もあり、どの程度の影響となるかは現時点では不明です

◎これにより、ノースロップ・グラマン<NOC>-2.02%、GEエアロスペース<GE>-1.57%なども下落しました

◎株価は2023年12月高値267.54ドルから2024年11月昨年来安値137.03ドルへ下落。その後今年2月18日高値188.66ドルまで上昇しましたが、この日は一時156.69ドルまで下落しました

 

 

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