【株価が動いた理由】フェラーリ -4.85%~筆頭株主アニェッリ家が株式売却検討との報道で需給悪化懸念

【株価が動いた理由】フェラーリ -4.85%~筆頭株主アニェッリ家が株式売却検討との報道で需給悪化懸念

フェラーリ<RACE>

 

💡株価が動いたポイント

✅2025/2/26(水)終値480ドル-24.5ドル

✅筆頭株主がフェラーリ株の売却を検討と報じられ、需給悪化懸念から、前日比-4.85%の大幅安となりました


 

◎イタリアの名門財閥一族アニェッリ家の投資持ち株会社エクソールが、筆頭株主であるフェラーリの株式を約30億ユーロ(約4,688億円)相当の売却を検討と報じられ、需給悪化を懸念し売られたようです

◎この売却で得た資金でエクソールは、新規買収で経営の多角化を進め、自社株買いにも10億ユーロ充当するとのことです

◎フェラーリの株価が米国での新規株式公開(IPO)から10倍以上に上昇したことで、売却益を事業の拡大に活かしたいようです

◎エクソールは売却後もフェラーリの議決権の約30%を保持し、引き続き筆頭株主とのことで、「当社の支援とフェラーリの堅実な将来に対する信頼は揺るぎない」と述べました

◎フェラーリは2月4日に発表の決算で、2024年10-12月期売上高、一株当たり利益ともに市場予想を上回り、株価は急騰しました

◎その後も株価は堅調で、前日には上場来高値を更新していたタイミングでの悪材料だけに売られやすかった面もありそうです

◎株価は2022年6月安値167.45ドルから上昇基調で、2024年9月高値498.23ドルまで上昇。その後今年1月3日安値413.17ドルから2月25日上場来高値509.13ドルまで上昇。この日は一時476.44ドルまで下落しました

 

 

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