【株価が動いた理由】テスラ -8.38%~マスク氏の政治関与に関連した欧州での販売不振で4日続落し時価総額1兆ドル割れ

【株価が動いた理由】テスラ -8.38%~マスク氏の政治関与に関連した欧州での販売不振で4日続落し時価総額1兆ドル割れ

テスラ<TSLA>

 

💡株価が動いたポイント

✅2025/2/25(火)終値302.8ドル-27.73ドル

✅マスク氏の政治関与に関連した欧州での販売不振で、前日比-8.38%の大幅安で4日続落となりました


 

◎テスラの欧州での1月の新車販売台数が前年同月比45%減となり、全メーカー合計の同37%増と比べて一人負け状態で嫌気されました

◎また、中国での販売も中国のEVメーカーBYD(比亜迪)の躍進もあり同11.5%減でした

◎販売不振はイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の政治活動や言動が、テスラのブランドイメージを落としている影響と見る声があるようです

◎トランプ政権の政府効率化省(DOGE)でマスク氏は、連邦職員の人員削減などを担当しており、ニューヨーク市でその強硬なやり方への抗議運動が起きているようです

◎また、マスク氏はドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」や、英国の右派保守政党「リフォームUK」を支持し、現政権への批判や政治干渉を繰り返していることから、特に欧州で反マスク派が増え、テスラの不買運動に繋がっているようです

◎テスラ車のオーナーの一部は、マスク氏が右傾化する前に購入したことを表すステッカーを貼り、いたずら防止や抗議の姿勢を表しているそうです

◎これに対しあるアナリストは「マスク氏の政治関与の拡大は懸念事項だが、依然として自動運転の規制緩和の進展が今後数カ月で追い風となる可能性があると考えている」と述べました

◎今回の下落で、昨年11月ぶりに時価総額が1兆ドル(約150兆円)を割り込み9,739.6億ドル(約146兆円)となりました

◎株価は2024年10月安値212.11ドルから12月上場来高値488.54ドルへ上昇。今年1月中旬以降からは下落傾向で、この日は一時297.25ドルまで下落しました

 

 

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公開日:2025.2.26

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