【株価が動いた理由】エヌビディア -16.96%~DeepSeekショックでAI関連株急落

【株価が動いた理由】エヌビディア -16.96%~DeepSeekショックでAI関連株急落

エヌビディア<NVDA>

 

💡株価が動いたポイント

 

✅2025/1/27(月)終値118.42ドル-24.2ドル

✅「DeepSeekショック」でAI(人工知能)関連株が売られ、前日比-16.96%の急落となりました


  

◎中国のスタートアップ企業ディープシークが低コストの生成AIモデルを開発したことにより、AI関連の巨額投資が不要になる可能性が警戒されAI関連株が売られました

◎先んじて日本市場でアドバンテスト<6857>など半導体関連株が大幅安となっていた流れが米株市場で拡大しました

◎ディープシークの最新AIモデル(DeepSeek V3)は、一般的なAI開発費用を大幅に下回るコストでチャットGPTなどと同等以上の性能を持つとされ、エヌビディアの高価なAI半導体の需要減に繋がる恐れから売られたようです

◎これを受けあるアナリストは、「AI開発各社が性能や効率性をアップさせることで、2026年のAIの設備投資額が減少する可能性がある」と述べました

◎これにより、AI関連のブロードコム<AVGO>-17.39%、マーベル・テクノロジー<MRVL>-19.1%、オラクル<ORCL>-13.79%、マイクロン・テクノロジー<MU>-11.7%、アリスタ・ネットワークス<ANET>-22.35%、アンフェノール<APH>-12.56%や、電力関連のヴィストラ<VST>-28.27%、コンステレーション・エナジー<CEG>-20.84%、イートン・コーポレーション<ETN>-15.56%なども大幅安となりました

◎一方で別のアナリストからは、「低コストのAIモデルの登場はAIの利用/普及を高めることに繋がり、エヌビディアなどのAI半導体の需要はむしろ高まる」「ウォール街は過剰反応していると思う」「米大手企業でAIインフラに中国製AIを使う企業はない。消費者向けAIモデルとインフラ向けは別」といった声もあるようです

◎また、比較的AIへの投資額が少ないアップル<AAPL>+3.17%や、AIを利用するコンサルやソフトウェアなどのアクセンチュア<ACN>+2.96%、セールスフォース<CRM>+3.95%などは買われました

◎株価は2024年8月安値90.69ドルから今年1月7日上場来高値153.13ドルへ上昇。この日は一時116.7ドルまで下落しました

 

 

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公開日:2025.1.28

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