【株価が動いた理由】マーベル・テクノロジー -10.04%~急騰の反動で利食い売りに押され急落

【株価が動いた理由】マーベル・テクノロジー -10.04%~急騰の反動で利食い売りに押され急落

マーベル・テクノロジー<MRVL>

  

💡株価が動いたポイント

✅2024/12/17(火)終値112.25ドル-12.53ドル

✅最近の急騰の反動で利食い売りに押され、前日比-10.04%の急落となりました


 

◎マーベルはブロードコム<AVGO>と同じくカスタム半導体を手掛け、直近の業績が市場予想を上回ったことから、決算発表前の12月3日終値95.91ドルから12月16日上場来高値126.15ドルへ32%上昇していました

◎一方で米金利上昇懸念などからNYダウは9日連続で下落となり、急騰していた同社やブロードコムは利食い売りに押される展開となりました

◎2024年8-10月期決算で主力のデータセンター部門の売上が前年同期比約2倍となり、2024年11月-2025年1月期売上高予想も市場予想を上回ったことから12月4日の株価は前日比+23.18%の急騰となりました

◎12月2日にはアマゾン・ドット・コム<AMZN>傘下のAWSと5年間にわたってAI(人工知能)半導体を提供すると発表。マイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOGL>も同社の半導体を利用しています

◎あるアナリストは、カスタム半導体の市場規模が30年までに300億~500億ドルに拡大すると予測し、その3分の1をマーベルが獲得する可能性があると述べました

◎カスタム半導体の特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)は、エヌビディア<NVDA>がリードする画像処理半導体(GPU)と比べて消費電力が少なく価格も安いため、ビッグテックなどの大口ユーザーがGPUからの乗り換えを進めようとしていることで需要が急拡大しています

◎これらによりアナリストは、目標株価を110ドルから120ドルに、122ドルから127ドルに、95ドルから125ドルに引き上げたことで株価は上昇していました

◎株価は8月5日安値53.19ドルから12月16日上場来高値126.15ドルまで2.37倍上昇し、この日は一時111.9ドルまで下落しました

 

 

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公開日:2024.12.18

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