【株価が動いた理由】テスラ

【株価が動いた理由】テスラ

テスラ<TSLA>

 

◎2024/11/8(金)終値321.22ドル+24.31ドル

◎引き続きトランプ関連銘柄としての期待が高まり、前日比+8.18%の大幅高となり4連騰となりました

◎これにより約2年7カ月ぶりに1兆ドル(約153兆円)を突破し、米国株の時価総額でメタ・プラットフォームズ<META>に次ぐ8位となりました

◎次期トランプ政権の経済政策により米国の景気を支えるとの見方から、トランプ氏の政策に関連する銘柄が買われる「トランプ・ラリー」「トランプ・トレード」が継続しています

◎その代表的銘柄であるテスラは、トランプ氏の規制緩和により、AI(人工知能)を活かしたロボタクシーの実用化が早まるとの見方から続伸しました

◎あるアナリストは、EV(電気自動車)への補助金が廃止される可能性が高く、テスラ以外の補助金があることでEVの値引きができていた自動車メーカーには逆風になると指摘
◎また、トランプ氏は中国製品への高い関税を計画しており、比亜迪(BYD)など安価な競合中国メーカー製のEVが米国にあふれかえるのを阻止し続けるだろうと述べました

◎別のアナリストは、自動運転車に関する規制が減ることで恩恵を受ける可能性があるとして、目標株価を265ドルから350ドルに引き上げました

◎テクニカル分析(過去の値動きなどをグラフ化したチャートから、相場状況や方向性を分析する手法)を専門とする著名アナリストは、テスラは強気チャートパターンとなっているとし、今後数日間270ドルを上回る水準を維持できれば、数カ月以内に400ドルに達する可能性があると述べました

◎一方で、テスラの株価は2022年4月以来の水準まで上昇し、予想PER(株価収益率)約132倍となっており、本業のEVの伸びが鈍化しているだけに割高を指摘する声もあるようです

◎テスラの株価は米大統領選前日5日の終値246.21ドルから約30%上昇しており、短期的な過熱感を懸念する声もあるようです

◎株価は10月23日安値212.11ドルから、この日は一時328.71ドルまで上昇し、2週間強で約55%上昇しました

 

 

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公開日:2024.11.11

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