エヌビディア<NVDA>
◎2024/8/29(木)終値117.59ドル-8.02ドル
◎好決算を発表したものの、驚くほどではなかったことと利益率が低下したことと8月初旬の安値からかなり上昇していたことから、前日比-6.38%の大幅安となりました
◎2024年5-7月期売上高が300億4,000万ドル(前年同期比2.2倍)と、市場予想287億4,000万ドルを上回りました。特別項目を除く一株当たり利益と売上高総利益率も市場予想を上回りました
◎8-10月期売上高予想が325億ドルと、市場予想317億1,000万ドルを上回りました
◎注目されていた次世代AI(人工知能)製品「ブラックウェル」は、すでにサンプル出荷を始め、11月~2025年1月期には増産し数十億ドル分を出荷する見通しと発表し、想定以上の遅延は避けられる模様です
◎併せて、500億ドルの自社株買い枠の設定も発表されました
◎これらにより、多くのアナリストが好決算を評価し、目標株価を140ドル~160ドル程度としているようです
◎一方であるアナリストは、売上高総利益率が前期から低下し、2025年2-4月期に回復に転じるまでは株価は伸び悩みそうと述べているようです
◎8月5日安値から8月26日の高値まで約45%上昇していることから、市場予想をおおむね上回る好決算ではあるものの、想定の範囲内ということで売られたようです
◎しかし、市場全体へのパニック的な下げには至らず、同社株のある程度の下落で収まったことから、イベント通過の安心感もあり、あるアナリストは「エヌビディアに投資が集中する状態が解消されるのは良い傾向」と述べました
◎株価は6月20日上場来高値140.76ドルから8月5日安値90.69ドルまで下落。その後は上昇に転じ8月26日高値131.26ドルまで上昇しましたが、この日は一時116.71ドルまで下落しました
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