ゼネラル・モーターズ<GM>
◎11/29(水)終値31.60ドル+2.71ドル
◎今期業績予想を開示し、目先の不透明要因が払しょくされたほか、株主還元強化の方針も示され、買い材料視されたようです
◎全米自動車労働組合(UAW)によるストライキの影響で業績予想を取り下げていましたが、ストライキ後に結んだ労働協約では2028年までに総額93億ドルの費用増になるとの見込みが立ったため、改めて業績予想を開示したとのことです
◎新たに示された今期の1株あたり利益予想は7.20~7.70ドルで、取り下げ前の7.15~8.15ドルから下限がやや引き上げられ、上限は引き下げられました
◎来年から四半期配当は0.03ドル増配して1株あたり0.12ドルとし、33%の増配となります
◎自社株買いは取得枠100億ドルを設定した上で、金融機関が保有する68億ドル相当の普通株を直ちに買い付け、消却するとのことです
◎最高経営責任者(CEO)は固定費削減により人件費増を相殺する意向を示したほか、業績は好調で技術への投資を継続しながら巨額のキャッシュを生み出し、株主還元に充てることは可能との見方を示したようです
◎株価は2022年1月の上場来高値約67ドルから2022年7月安値約30ドルへ下落
◎その後はおおむね30~43ドルのレンジ内でもみ合いとなっていましたが、10月にレンジの下限を下抜けて、11月10日に約26ドルまで下落していました