GAFAM決算発表/FOMC/中国株リスク/海外投資家【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・米国では、GAFAMなど注目のハイテク企業が決算発表へ
・FOMC後のパウエルFRB(連邦準備理事会)議長の会見に注目
・日本でも、決算発表が本格化。株式市場は決算を手掛かりとした相場展開へ
・年初から下落している中国株市場には要警戒
【キーワード解説】
海外投資家
◆米国株
◎先週の米国株市場では、NYダウが終値ベースで史上最高値を更新
◎米国市場の株高をけん引しているのは、半導体関連と生成AI(人工知能)関連
◎今週は、FOMC(連邦公開市場委員会)やGAFAMの決算に注目
◎FOMCの市場予想は「現状維持」も、パウエル議長の会見に注目
◎外部要因では、中東の地政学リスクや中国株市場に警戒
◆日本株
◎先週は、年初からの急上昇に対する一時的な調整があったものの、下値では押し目買いも
◎1月第3週は、海外投資家が日本株を買い越す一方で、個人投資家は売り越し
◎今週は、日本でもハイテクや半導体関連の注目企業が決算発表へ
◎引き続き、株式市場は、日米の金融政策や要人発言などに敏感に反応しそう
【キーワード解説】海外投資家
◎海外投資家(外国人投資家)とは、日本に居住していない外国籍の法人や個人投資家
◎東証では、海外投資家、国内金融機関、国内個人投資家など、投資主体別のデータを毎週木曜日の引け後に発表
◎日本の株式市場の売買代金の約7割が海外投資家によるもの
◎年明け以降の日本株市場では、海外投資家が日本株を買い越す一方で、個人投資家の売り越しが目立っている
◆注目イベント (日本時間)
1月30日(火)
・米国:決算発表(スターバックス、ゼネラル・モーターズ、ファイザー)
・日本:決算発表(日本M&Aセンターホールディングス、小松製作所、日本電気、キヤノン、オリエンタルランド)
1月31日(水)
・米国:決算発表(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、アルファベット、マイクロソフト、ボーイング、マスターカード)
・日本:決算発表(商船三井、塩野義製薬、第一三共、エムスリー、サイバーエージェント、日立製作所、富士通、東日本旅客鉄道、ANAホールディングス、カプコン、SCREEN ホールディングス、レーザーテック)
2月1日(木)
・米国:政策金利、パウエルFRB議長会見、購買担当者景気指数(製造業PMI)、ISM製造業景気指数
・米国:決算発表(クアルコム)
・日本:決算発表(HOYA、武田薬品工業、ローム、京セラ、三井住友フィナンシャルグループ、イビデン、三菱自動車工業)
2月2日(金)
・米国:米国雇用統計
・米国:決算発表(アップル、アマゾン・ドットコム、マイクロチップ・テクノロジー、メタ・プラットフォームズ)
・日本:決算発表(丸紅、川崎汽船、三井物産、村田製作所、日本航空、KDDI、キーエンス)