【今週のポイント】
・先週は、米半導体大手のエヌビディア<NVDA>が過去最高益を発表
・米国株市場は、年末にかけて「トランプ・ラリー」の再来も
・リバウンドが続く日本株市場は、追加利上げ観測が警戒材料に
・急上昇が続くビットコイン(BTC)だが、一時的な調整があれば株式市場に影響も
米国株
◎注目されたエヌビディアの決算は、好決算も株価は小動き
◎週末のNYダウは、好調な経済指標などから終値ベースで史上最高値を更新
◎ここから年末に向けては、株高の「トランプ・ラリー」第2波に期待
◎ただ、追加利下げ期待が後退していることから一時的な調整には要注意
日本株
◎好調な米国株市場を背景に、週明けの日経平均は大幅上昇でスタート
◎ただ、核となるテーマや材料が不在の中、米国株頼りの動きとなりそう
◎12月の日銀金融政策決定会合では追加利上げ観測もあり、徐々に上値の重い展開か
◎ビットコインの値動きにも警戒。大きく下げるようなら株式市場にも影響がありそう
【キーワード解説】テーマ/材料
・株式市場には、その時々でさまざまな注目テーマが存在します
・たとえば、AI(人工知能)や再生可能エネルギーなども大きなテーマです
・材料とは、株価を動かす原因や出来事のこと
・新製品の発表や個別企業の決算、経済指標の発表なども材料のひとつです
・株式市場では、旬のテーマや材料に関連した銘柄が人気化する傾向があります
注目イベント(日本時間)
11月26日(火)
・米国:決算発表(ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ)
11月27日(水)
・米国:FOMC議事録(11月開催分)
・米国:決算発表(クラウドストライク・ホールディングス、エイチピー)
・日本:決算発表(カシオ計算機)
11月28日(木)
・米国:米国市場休場(感謝祭)、個人消費支出(PCE)、
11月29日(金)
・日本:東京消費者物価指数