【今週のポイント】
・エヌビディア<NVDA>がNYダウ構成銘柄に採用。インテル<INTC>は除外
・米国大統領選の動向により、日米株式市場は値動きの激しい展開か
・大統領選挙直後の米連邦公開市場委員会(FOMC)にも注目
・日本株市場は取引時間が延長、15時以降は乱高下も
米国株
◎週明けの米国株市場は大統領選挙を控えて株売りが先行。NYダウ、ナスダックともに下落でスタート
◎エヌビディアはNYダウ構成銘柄採用で上昇、除外されたインテルは下落
◎今週は米国大統領選の動向次第で、値動きの激しい展開か
◎大統領選直後から7日までの米連邦公開市場委員会(FOMC)にも注目
日本株
◎日本株市場は、米国大統領選や為替動向を意識して値動きの激しい相場となりそう
◎5日から東京証券取引所の株式取引時間が30分延長されて、15時30分までに
◎主要企業が続々と決算発表へ。好決算企業に物色が向かうことに
◎取引時間延長でザラ場中に決算発表が行われることで、15時以降の相場は乱高下も
【キーワード解説】取引時間延長
・5日から東証(東京証券取引所)は取引時間を従来の15時から15時30分までに延長
・また、取引終了の前の5分間は注文は受け付けるものの売買は成立させず、15時30分に終値を決める「クロージング・オークション」と呼ばれる制度も導入し、終値決定の透明性を高めることを狙う
・決算発表は15時から15時30分に行われることが多いため、取引時間中での決算発表となり、決算の良し悪しが即座に株価に反映されるケースが増えそう
・これによりザラ場での決算発表を避け、15時30分以降とする企業が増える可能性も
・ザラ場とは、市場がオープンする寄り付きからクローズする大引けまでの通常の取引時間のこと
注目イベント(日本時間)
11月5日(火)
・米国:米国大統領選挙
・日本:決算発表(三菱重工業、メルカリ、ワークマン、ヤマトホールディングス、川崎汽船、任天堂)
11月6日(水)
・米国:ISM非製造業景気指数、購買担当者景気指数(非製造業PMI)確報値、米連邦公開市場委員会(FOMC/7日まで)
・米国:決算発表(マイクロチップ・テクノロジー、CVS ヘルス、リフト)
・日本:日銀金融政策決定会合議事要旨(9月開催分)
・日本:決算発表(日本郵船、伊藤忠商事、トヨタ自動車、本田技研工業、ヤマハ発動機、NTTデータグループ、ニトリホールディングス)
11月7日(木)
・米国:決算発表(クアルコム、ジロー・グループ、プラグ・パワー)
・日本:決算発表(日本電信電話、富士フイルムホールディングス、日本製鉄、ローム、太陽誘電、マツダ、三菱地所、KADOKAWA、レノバ、キリンホールディングス、日産自動車)
11月8日(金)
・米国:政策金利、パウエルFRB議長会見
・米国:決算発表(エアビーアンドビー)
・日本:景気動向指数
・日本:決算発表(日本マクドナルドホールディングス、SUMCO、ソニーグループ、スズキ、オリックス、三井不動産、ソフトバンク、ユニ・チャーム)