【今週のポイント】
・週末のNYダウは、ソフトランディング期待から急上昇
・金融機関を皮切りに米国は決算発表シーズンに突入
・消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)に注目
・景気刺激策で急騰した中国株が国慶節の休場から8日取引再開
・衆議院は9日解散。日本株市場には「選挙は買い」のアノマリーも
米国株
◎先週は、強い米国雇用統計により、米国経済のソフトランディング期待が強まる
◎週末の米国株市場は、NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500の3指数が揃って上昇
◎金曜日に行われる金融機関の決算発表から企業決算が本格スタートへ
◎重要経済指標では、消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)に注目
◎中東情勢の悪化による地政学リスクには要警戒
日本株
◎週明けの日経平均は、米国株高と為替の円安を受けて、急上昇でスタート
◎日本株市場では、円安ドル高進展で自動車株など輸出関連株が持ち直し
◎中国の景気刺激策で9月末に中国株が急騰し、日本株にも追い風となるか?
◎衆議院は9日に解散。株式市場には、「選挙は買い」のアノマリー(経験則)も
【キーワード解説】中国の景気刺激策
◎9月24日以降、中国共産党が金融緩和や規制緩和など、景気刺激策を次々と発表
◎これを受けて中国株が9月末に急騰
◎国慶節(建国記念日)で10月1日から7日まで中国株市場は休場。8日から再開
◎ただ、買いの主体はヘッジファンドなど短期筋によるもので、目先は乱高下の可能性も
注目イベント(日本時間)
10月7日(月)
・日本:景気動向指数
10月8日(火)
・日本:景気ウォチャー調査
・日本:決算発表(イオンモール)
10月9日(水)
・米国:決算発表(ペプシコ)
・日本:決算発表(エービーシー・マート)
10月10日(木)
・米国:FOMC議事録(9月開催分)、消費者物価指数(CPI)
・米国:決算発表(デルタ・エアラインズ、ドミノ・ピザ)
・日本:国内企業物価
・日本:決算発表(セブン&アイ・ホールディングス、ファーストリテイリング)
10月11日(金)
・米国:生産者物価指数(PPI)
・米国:決算発表(JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ)
・日本:決算発表(良品計画、出前館)