【今週のポイント】
・週末のNYダウは、3日ぶりに史上最高値を更新
・ISM指数や米国雇用統計などの経済指標が発表へ
・日本株は、「石破ショック」による株価下落がどこで下げ止まるかに注目
・外国為替市場の円高ドル安推移には警戒が必要
米国株
◎週末のNYダウは、大幅利下げ観測から史上最高値を更新し、一時42,500ドルを突破
◎今週は、ISM指数(製造業および非製造業)や米国雇用統計など重要経済指標が発表へ
◎重要経済指標の発表後には相場が大きく変動する可能性もあり、注意が必要
◎日本時間2日に開催される米国副大統領候補によるテレビ討論会にも注目
日本株
◎週明けの日経平均株価は、自民党の石破新総裁誕生を受けて、大きく下落してスタート
◎「石破ショック」による株安がどこで下げ止まるかを見極めたいところ
◎ただ、組閣人事によっては、株式市場が評価する局面もありそう
◎為替市場での円高ドル安推移にも要注意。1ドル=140円を割り込むようなら、一段の株安も
【キーワード解説】石破ショック
◎27日の自民党総裁選で、高市早苗氏との決戦投票で勝利した石破茂氏が新総裁に
◎多くのマーケット関係者は、「高市氏=株高」「石破氏=株安」と予測
◎27日の日本株市場は、高市氏勝利を織り込んで、日経平均は前日比+903円で終了
◎株式市場終了後に石破氏勝利の結果が明らかになったことで、週明け(30日)の日経平均は大幅安でスタート
◎石破氏は総裁選で金融所得課税の強化や、利上げに前向きな発言をしており、これらは株式市場にとってネガティブ要因となるため警戒感が高まっているようだ
注目イベント(日本時間)
9月30日(月)
・米国:決算発表(カーニバル)
10月1日(火)
・米国:購買担当者景気指数(製造業PMI)確報値、ISM製造業景気指数
・日本:日銀短観、日銀金融政策決定会合における主な意見(9月開催分)
10月2日(水)
・米国:副大統領候補によるテレビ討論会
・米国:決算発表(ナイキ)
10月3日(木)
・米国:購買担当者景気指数(非製造業PMI)確報値、ISM非製造業景気指数
10月4日(金)
・米国:米国雇用統計