【今週のポイント】
・次期大統領選の状況やコメントがマーケットを左右しそう
・米国では、アルファベットやテスラ、日本ではニデックなどの注目企業が決算発表へ
・日米共に相場のけん引役だった半導体関連株が下げ止まるかが注目点
米国株
◎先週末は、世界的なシステム障害が懸念材料となり、NYダウ、ナスダックともに大幅安
◎現在、システム障害は解決しており、株式市場の反発に期待
◎バイデン氏大統領選撤退(ハリス副大統領が候補に)でトランプ氏が有力と見ての「トランプトレード」に一服の兆し
◎次期大統領選の状況やコメントが為替も含めたマーケットを左右しそう
◎今週は、アルファベットやテスラなど注目企業が決算発表へ
日本株
◎先週は、米国政府の対中規制の強化の姿勢を警戒し、ディスコなど半導体関連株が急落
◎日経平均株価が大きく下落している一方で、これまで軟調だった中小型株に資金流入も
◎今週は、ニデックやルネサスエレクトロニクス、SCREENホールディングスの決算発表に注目
【キーワード解説】トランプトレード
◎先の暗殺未遂事件を受けて、米国では、トランプ氏の大統領返り咲きの可能性が高まった
◎8年前は、トランプ氏の当選で株式市場は大幅上昇。これを先取りし、足元の株式市場ではトランプ関連銘柄が上昇へ
◎トランプ氏が大統領になることで恩恵を受ける企業を買おうとする動きがトランプトレード
◎株式市場でトランプ関連銘柄と見られているのは、防衛、自動車、銀行、ヘルスケア、石油・天然ガス関連など。
◎バイデン大統領の選挙戦からの撤退でトランプトレードに一服の兆し。大統領選の状況やコメントでマーケットや個別株も左右されそう
注目イベント(日本時間)
7月22日(月)
・米国:決算発表(ベライゾン・コミュニケーションズ)
7月23日(火)
・米国:決算発表(ゼネラル・エレクトリック、コムキャスト、ゼネラルモーターズ、コカ・コーラ、フィリップ・モリス・インターナショナル、フリーポート・マクモラン、ロッキード・マーチン)
・日本:決算発表(三菱自動車工業、ニデック)
7月24日(水)
・米国:購買担当者景気指数(製造業および非製造業PMI)速報値
・米国:決算発表(アルファベット、テスラ、ビザ、ネクステラ・エナジー)
7月25日(木)
・米国:決算発表(フォード・モーター、IBM、サービスナウ、アメリカン・エアラインズ・グループ、ダウ、アールティーエックス、ゼロックス・ホールディングス、アッヴィ)
・日本:決算発表(ルネサスエレクトロニクス)
7月26日(金)
・米国:個人消費支出(PCE)
・米国:決算発表(スリーエム)
・日本:東京消費者物価指数
・日本:日本:決算発表(エムスリー、信越化学工業、SCREENホールディングス、キーエンス)