【今週のポイント】
・トランプ前大統領の銃撃事件後の米国株式市場は上昇へ
・今週は、大手銀行やネットフリックスが決算発表へ
・日経平均株価は先週の大幅安で過熱感が解消
・外国為替市場では、為替介入への警戒感も
米国株
◎トランプ前大統領の銃撃事件後、金融やエネルギー株などのトランプ関連銘柄が上昇
◎週明けの米国株市場は、NYダウが終値ベースでの史上最高値を更新
◎ゴールドマン・サックスの好決算を受けて、銀行株が上昇
◎今週は、重要経済指標の発表が少ない中、大手銀行やネットフリックスが決算発表へ
日本株
◎先週は、日経平均株価が今年最大の下げ幅(-1,033円)を記録
◎ただ、記録的な下げにより、株式市場の過熱感は解消へ
◎米国大統領選のトランプ氏有利を受けて、三菱重工業などトランプ関連に注目
◎為替介入と見られる動きで、為替市場は円高に推移。輸出関連銘柄の上値は重くなりがち
【キーワード解説】過熱感
◎過熱感とは、株式市場が短期間で一方向に動き、買われ過ぎや売られ過ぎと思われる水準に達すること
◎日経平均株価は年初から大幅上昇しており、市場には過熱感を警戒する声も
◎先週19日に、日経平均株価は今年最大の下げ幅を記録
◎この大幅な下落によって、過熱感が解消されたとの見方も
◎過熱感が解消されれば、これまで売買を控えていた投資家の参戦が期待できる
注目イベント(日本時間)
7月16日(火)
・米国:決算発表(ユナイテッドヘルス・グループ、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー)
・日本:日銀金融政策決定会合議事録(6月開催分)
・日本:決算発表(東宝)
7月17日(水)
・米国:決算発表(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
7月18日(木)
・米国:決算発表(ドミノ・ピザ、ブラックストーン)
・日本:決算発表(ディスコ)
7月19日(金)
・米国:決算発表(ネットフリックス、アメリカン・エキスプレス)
・日本:消費者物価指数