【今週のポイント】
・NYダウは、終値ベースで4万ドル台に到達
・今週後半の日米株式市場は、エヌビディアの決算次第
・日本株は好調な日経平均に比べ、新興市場には安値を更新する銘柄も
米国株
◎NYダウとナスダック総合指数は史上最高値近辺での値動きに
◎特にNYダウは、終値ベースで初の4万ドル台乗せに到達
◎今週は、日本時間23日早朝に行われるエヌビディアの決算発表に注目
◎エヌビディアの決算がネガティブな場合には、米国株全体の下落には要注意
日本株
◎日経平均株価は3万9,000円台に向けて、緩やかに上昇中
◎ただ、日経平均が強い一方で、新興市場の銘柄の中には安値を更新する銘柄も
◎米国半導体大手のエヌビディアの決算次第で、23日以降の株式市場は乱高下か
◎エヌビディアの決算がポジティブなら、日経平均株価の4万円台乗せも
【キーワード解説】エヌビディア
◎エヌビディアは、GPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)を開発する米国の半導体大手企業
◎GPUは、生成AI(人工知能)に不可欠な半導体で、世界中が注目するテーマ
◎エヌビディアの決算が良好な場合、半導体や生成AI関連銘柄に注目が集まりやすく、株価上昇のけん引役に
◎エヌビディアの株価は良好な決算を期待して、すでに史上最高値近辺に接近
◎そのため、決算内容に大きなサプライズがない場合には材料出尽くしでの下落に要注意
◎2024年2-4月期売上高の市場予想は前年同期比3.4倍と見込まれる一方、5-7月期は新製品投入前で伸び率が鈍化する可能性も指摘されている
◎エヌビディアの決算発表は、日本時間23日の午前5時20分ころの予定
注目イベント(日本時間)
5月20日(月)
・米国:決算発表(ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ)
・日本:決算発表(ミンカブ・ジ・インフォノイド、東京海上ホールディングス)
5月22日(水)
・米国:決算発表(ターゲット)
5月23日(木)
・米国:FOMC(連邦公開市場委員会)議事録(5月開催分)、購買担当者景気指数(PMI)速報値
・米国:決算発表(エヌビディア、スノーフレイク、ラルフローレン)
5月24日(金)
・米国:決算発表(ギャップ)
・日本:消費者物価指数