エヌビディア過去最高値/CPI/高配当株/辰巳天井【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・米国半導体大手のエヌビディアが過去最高値を更新
・今週は、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が発表へ
・1月の日銀金融政策決定会合は「現状維持」の可能性が高まる
・日本株は、新しいNISAのスタートで高配当株が人気化
【キーワード解説】
辰巳天井
◆米国株
◎日本株市場が休場だった8日は、ハイテク株を筆頭に米国株市場が上昇
◎なかでも、半導体関連のエヌビディアが過去最高値を更新し、ナスダック市場は大幅高に
◎今週は、消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)の発表に注目
◎重要経済指標の発表で米国の利下げが意識されるようなら、ナスダック市場には追い風
◆日本株
◎米国の株高を受けて、週明けの日経平均はバブル崩壊後の高値を更新。約33年10カ月ぶりの高値水準に
◎能登半島地震を受けて、経済への影響から1月の金融政策決定会合では「現状維持」の可能性が高まっている
◎金融政策決定会合の「現状維持」は日本株にとってはプラス要因に
◎新しいNISAのスタートにより、日本たばこ産業など高配当株が物色の対象に
◎今週は、ファーストリテイリングや安川電機の決算発表に注目
【キーワード解説】辰巳天井
◎日本には古くから伝わる相場の格言があり、「辰巳天井(たつみてんじょう)」はそのひとつ
◎辰巳天井とは、干支の辰年と巳年に株価が天井(高値)をつけるという相場予測
◎十二支をまとめると、「辰巳天井、午尻下がり、未は辛抱、申酉騒ぐ、戌笑い、亥固まる、子は繁盛、丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる」となる
◎この相場格言から見ると、2024年と2025年の日本株市場は好調が期待できそうということに
◆注目イベント(日本時間)
1月10日(水)
・日本:決算発表(エービーシー・マート)
1月11日(木)
・米国:消費者物価指数(CPI)
・日本:決算発表(セブン&アイ ホールディングス、イオンモール、ファーストリテイリング)
1月12日(金)
・米国:生産者物価指数(PPI)
・米国:決算発表(デルタ航空、ユナイテッドヘルス・グループ、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ)
・日本:決算発表(UUUM、良品計画、安川電機)