利上げ打ち止め観測/ナスダック6連騰/決算発表ピーク【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・FOMC(連邦公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合は波乱なく通過
・米国の利上げ打ち止め観測もあり、株式市場は強気ムード
・米国など外部環境の好転で日本株もリバウンド態勢に
・日本市場では、決算が集中する1週間に
【キーワード解説】
アク抜け
◆米国株
◎先週は、NYダウが5連騰、ナスダック総合指数が6連騰で好調に推移
◎FOMCでは政策金利が据え置かれ、米国長期金利は低下へ
◎FRB(連邦準備理事会)の利上げ打ち止め観測もあり、株式市場は上昇
◎中東情勢には要注意だが、株式市場はアク抜けで雰囲気は良好
◆日本株
◎注目された日銀金融政策決定会合は大きな波乱もなく無事通過
◎米国の利上げ打ち止め観測もあり、日本株市場もリバウンド態勢へ
◎今週は決算発表がピークを迎えることから、好決算を発表した企業に人気が集まりそう
【キーワード解説】アク抜け
◎株式市場の下落にはさまざまな要因があるが、それら悪材料が出尽くした後は、株価が安定し、上昇に転じるケースが多い。この状態をアク抜けという
◎最近では、米国の利上げ観測、長期金利の上昇、中東情勢、日本の金融政策の修正観測など、多くの悪材料によって株式市場は厳しい値動きとなっていた
◎米国では重要経済指標の結果などから利上げ打ち止め観測が台頭、これにより長期金利も低下したことから悪材料が払しょくされて、株式市場は良好なムードとなっている
◆注目イベント(日本時間)
11月6日(月)
・日本:日銀金融政策決定会合議事要旨(9月開催分)
・日本:決算発表(日本郵船、伊藤忠商事、三菱重工業、味の素、JFEホールディングス、ワークマン、NTTデータ)
11月7日(火)
・米国:決算発表(ウーバー・テクノロジーズ)
・日本:決算発表(旭化成、日本電信電話、LINEヤフー、太陽誘電、マツダ、スズキ、ヤマハ発動機、バンダイナムコホールディングス、レノバ、スクウェア・エニックスHD、ダイキン工業、任天堂、ユニ・チャーム)
11月8日(水)
・米国:決算発表(ロブロックス、ラルフローレン)
・日本:決算発表(東レ、ENEOSホールディングス、SUMCO、花王、住友金属鉱山、リクルートホールディングス、シスメックス、カシオ計算機、ニチコン、三井不動産、ソフトバンク、ディー・エヌ・エー、キリンホールディングス)
11月9日(木)
・米国:決算発表(アファームホールディングス、ビヨンド・ミート、ウォルト・ディズニー、リフト、タペストリー)
・日本:決算発表(日清食品ホールディングス、岩谷産業、INPEX、ネクソン、楽天グループ、ソニーグループ、本田技研工業、オリンパス、三菱地所、セコム、ソフトバンクグループ、日産自動車)
11月10日(金)
・日本:決算発表(アサヒグループホールディングス、日本マクドナルドホールディングス、ENECHANGE、ニューラルグループ、資生堂、ブリヂストン、ウェルスナビ、アシックス、ニトリホールディングス、そーせいグループ、東京エレクトロン)