FOMC/日銀金融政策決定会合/マイナス金利解除【今週のマーケット展望】(2023/09/19)
【今週のポイント】
・重要経済指標の発表も少ない中、金融政策を決める日米の会合が開催予定
・米国では、将来的な利下げへの期待が高まれば株式市場は上昇へ
・日本では、金融緩和の継続が確認されればプラス要因に
・日米の会合が無難に通過すれば、株式市場は一段高の可能性が強まりそう
【キーワード解説】
マイナス金利解除
◆米国株
◎今週の注目は、FOMC(連邦公開市場委員会)と会合後のパウエル議長会見
◎FOMCでは、金利の据え置きの可能性が濃厚
◎FOMC後に将来的な利下げへの期待が高まれば、株式市場は上昇の可能性大
◎先週、大きく下落したハイテクや半導体関連の値動きに注目
◆日本株
◎足元の日経平均株価は、6月高値の3万3,772円に接近
◎今週は、日銀金融政策決定会合が控えており、神経質な展開となりそう
◎会合の後の植田日銀総裁の会見次第で株式市場は大きく動く可能性も
◎マイナス金利解除への可能性が高まれば、株式市場にとってはマイナス要因に
【キーワード解説】マイナス金利解除
◎現在、日本ではデフレからの脱却を目的に金融機関が日銀に預けるお金の一部にマイナス金利を適用
◎日銀に預けるとマイナス金利が適用されるため、金融機関は企業への貸し出しや投資に資金を回すようになり、その結果、景気が刺激されることに
◎9月9日の読売新聞に、植田日銀総裁によるマイナス金利解除への可能性が掲載されたことで、株式市場は一時敏感に反応
◎マイナス金利が解除され、金利が上昇することになれば、基本的に日本株市場にとってはネガティブ要因に
◆注目イベント (日本時間)
9月21日(木)
・米国:FRB政策金利(FOMC)、パウエルFRB議長会見
・米国:決算発表(フェデックス)
9月22日(金)
・日本:日銀金融政策決定会合最終日(政策金利)、植田日銀総裁会見
・米国:購買担当者景気指数(PMI)