FOMC議事録/エヌビディア決算/ブラックフライデー【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・さまざまなリスク要因が後退し、日米の株式市場には年末高の期待も
・11/22のFOMC(連邦公開市場委員会)議事録に注目
・半導体大手のエヌビディアが11/22決算発表へ
・日本株を海外投資家が3週連続で買い越し中
【キーワード解説】
ブラックフライデー
◆米国株
◎消費者物価指数(CPI)などを受けて、米国の利上げ打ち止めへの期待から株式市場は上昇
◎決算発表も一巡し、約8割の企業が市場予想を上回る好決算となった
◎長期金利上昇や決算リスク、政治的リスクなど、さまざまなリスク要因が後退し、株式市場には年末高の期待が高まっている
◎今週は、11/22のFOMCや半導体大手エヌビディアの決算に注目
◆日本株
◎米国株市場の上昇を受けて、週明けの日経平均株価はバブル後の高値を更新
◎海外投資家が3週連続で日本株を買い越すなど、需給面でのプラス要因も
◎日米の小売り市場ではブラックフライデーに突入、株式市場では年末商戦に期待
【キーワード解説】ブラックフライデー
◎11月の第4木曜日は、米国は感謝祭で祝日。米国では、毎年この翌日から「ブラックフライデー」と呼ばれる大規模なセールが開催される
◎小売業界では、このセールによって赤字だった企業が黒字になることからブラックフライデーと呼ばれるようになった
◎ただ、もともと金融業界では、1869年に起こった米国の金融危機の始まりが金曜日で、これをブラックフライデー(暗黒の金曜日)と呼んでいた
◎なお、1987年10月19日(月)の米国株大暴落は「ブラックマンデー」と呼ばれている
◆注目イベント(日本時間)
11月21日(火)
・米国:決算発表(ズームビデオコミュニケーションズ、アナログ・デバイセズ)
11月22日(水)
・米国:FOMC議事録(11月開催分)
・米国:決算発表(HP、エヌビディア、ディーア)
11月23日(木)
・米国:米国市場休場(感謝祭)
・日本:日本市場休場(勤労感謝の日)