企業業績の見方〜マイクロン・テクノロジーの決算発表後の動きの背景は?:実践スキルアップ講座③

💡この記事のポイント

✅株価を動かす要因のひとつが「企業業績」

✅業績が上向いている企業の株価が上がりやすい一方、好業績なのに売られてしまうケースも

✅直近で決算発表を予定している企業もご紹介

🔎登場する主な銘柄

✅米国株:マイクロン・テクノロジーアルファベットボーイングメタ・プラットフォームズアップル

✅日本株:ディスコキヤノン日本電気東日本旅客鉄道キオクシアホールディングス

 

目次

企業業績はなにに注目すればいいの?

決算の確認方法は?

業績が良くても株価が下がるのはなぜ?

マイクロン・テクノロジーの場合

決算発表予定

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企業業績の見方〜マイクロン・テクノロジーの決算発表後の動きの背景は?:実践スキルアップ講座③

株価を動かす要因はさまざまですが、「株価は長期的には企業業績に収れんする」というのが一般的です。

 

短期的には、日々の経済動向や需給などによっても変動しますが、長期的には企業業績が上向いている会社の株価が上がり、逆に業績が年々落ち込むような会社の株価は下がる傾向にあります。

 

 

企業業績はなにに注目すればいいの?

一口に業績と言っても、「売上高」や「営業利益」、「経常利益」や「純利益」など、その種類は多岐にわたります。それでは、投資家はどのような視点で銘柄を選ぶべきなのでしょうか?

 

まずはそれぞれの項目について、理解しておくことが重要です。

 

売上高

企業が商品やサービスを提供して得た本業の総収入です。

 

営業利益

企業が本業で稼いだ利益のことで、売上高から仕入れや製造コストなどを差し引いた金額になります。

 

経常利益

営業利益に利息や配当金などの営業外利益を加え、支払利息などの営業外費用を差し引いた金額です。

 

純利益

企業が1年間のすべての活動で得た利益から、すべての経費や税金を差し引いた最終的な利益です。

 

基本的には、すべてが前年同期比で上向いているのがベストですが、投資家の視点で考えるなら、まずは本業の安定度に着目し、「営業利益」に注目するのがいいでしょう。

 

ただし、ここで注意したいのは、すでに終わった実績の数値だけではなく、将来の数値(予想)に着目して判断するということです。「株価は将来の企業業績を映す鏡」とも言われており、常に先行きを見据えて動くことになるからです。

 

 

決算の確認方法は?

一般的に、日米の上場企業の場合、四半期ごとに決算発表が行われます。決算の確認方法は、米国企業の場合には「四半期報告書(10-Q)」、日本企業の場合には「決算短信」で、足元の業績や今期の業績予想を確認することができます。最近では、企業の公式サイトやIRデータサイトなどでも決算内容を閲覧することができますので、気になる企業があれば、決算発表後に検索してみましょう。

 

また、日本企業の場合、決算や会社の方針などをスライドに分かりやすくまとめた「決算説明資料」を公開しているケースもあります。これは開示が必須のものではなく、フォーマットも自由なので、企業のカラーが出やすい面があります。見かけた場合はぜひ参考にしてみてください。

 

 

業績が良くても株価が下がるのはなぜ?

業績が株価に影響するとはいえ、なかには業績が上向いているにも関わらず、決算発表後に株価が下がってしまうケースもあります。これは、業績がいいのは明らかだった会社が、投資家が期待していた数値に未達だった場合によく起こる現象です。

 

逆に、業績が芳しくなかったにもかかわらず、「思った以上に悪くなかった」という理由から株価が上昇するケースもあります。一般的には、企業が期初に発表する今期の業績予想とのカイ離で判断できますが、アナリストがウォッチしているような銘柄であれば、企業予想よりもアナリスト予想(市場予想)とのカイ離が注目されるケースもあります。

 

特に、最近ではAIや半導体関連企業へのマーケットの期待度が高く、企業予想や市場予想を若干上回っても、株価が下落してしまうケースも見受けられます。

 

 

マイクロン・テクノロジーの場合

直近では、6月24日にマイクロン・テクノロジー<MU>が2026年3-5月期決算を発表しました。売上高が前年同期比4倍超、純利益が同15倍に達し、四半期として過去最高を更新しました。市場予想を上回る好業績を受け、株価は時間外取引で+15.77%高と急騰しましたが、翌25日の株価は上昇して始まったものの伸び悩み、その後は7月中旬にかけて売られる展開が続いています。背景には、全体相場の下落などもありますが、好決算を受けて「材料出尽くし」と考えた投資家の利益確定売りが出たようです。

 

このように、好決算を発表したからと言って、短期的には必ずしも株価が上昇するというわけではありません。ですので、中長期での投資であれば、焦らずに好決算発表後にマーケットがどのように判断するのかを見極めて行動することも重要です。

 

 

決算発表予定

最後に、近日決算発表予定の主な企業をご紹介します。

 

米国企業決算(現地時間)

7月16日(木)

ユナイテッドヘルス・グループ

GEエアロスペース

ネットフリックス

 

7月17日(金)

トラベラーズ・カンパニーズ

 

7月20日(月)

ドミノ・ピザ

 

7月21日(火)

スリーエム

ノースロップ・グラマン

ゼネラル・モーターズ

 

7月22日(水)

アルファベット

テスラ

インターナショナル・ビジネス・マシーンズ

 

7月23日(木)

ロッキード・マーチン

ダウ

インテル

 

7月24日(金)

ベライゾン・コミュニケーションズ

アメリカン・エキスプレス

ネクステラ・エナジー

 

7月27日(月)

ケイデンス・デザイン・システムズ

 

7月28日(火)

ボーイング

コカ・コーラ

ビザ

フォード・モーター

 

7月29日(水)

スターバックス

ファイザー

マイクロソフト

メタ・プラットフォームズ

 

7月30日(木)

マスターカード

アップル

アマゾン・ドット・コム

 

7月31日(金)

エクソン・モービル

シェブロン

モデルナ

 

日本企業決算

7月22日(水)

オービック

 

7月23日(木)

ディスコ

 

7月24日(金)

中外製薬

信越化学工業

 

7月27日(月)

キヤノン

マクニカホールディングス

 

7月28日(火)

キーエンス

シマノ

カプコン

 

7月29日(水)

日本電気

アドバンテスト

日立製作所

 

7月30日(木)

みずほフィナンシャルグループ

東京エレクトロン

オリエンタルランド

 

7月31日(金)

東日本旅客鉄道

キオクシアホールディングス

村田製作所

 

 

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記事作成日:2026年7月15日