<2026年9月>ブロードコム、マイクロン・テクノロジー、エヌビディア、三井金属、東京エレクトロン、キオクシアホールディングス、イビデン、三井ハイテック、JX金属、KOKUSAI ELECTRICなど~日米株マーケットの注目ポイントと参考銘柄

💡この記事のポイント

✅中東情勢を背景に、原油価格と米国の長期金利の動きに注意

✅9月はFOMCと日銀会合があり、日米株とも値動きが大きくなる可能性

✅シルバーウィークと9月末の配当・株式分割にも注目

🔎登場する主な銘柄

✅米国株:ブロードコムオラクルアドビ

✅日本株:三井金属東京エレクトロンキオクシアホールディングス

 

目次

米国株

日本株

<2026年9月>ブロードコム、マイクロン・テクノロジー、エヌビディア、三井金属、東京エレクトロン、キオクシアホールディングス、イビデン、三井ハイテック、JX金属、KOKUSAI ELECTRICなど~日米株マーケットの注目ポイントと参考銘柄

米国株

8月のNYダウは好調な企業決算を背景に初旬に5連騰し史上最高値を更新しました。一方、中旬以降は米国とイランをめぐる中東情勢への警戒感から原油価格や米長期金利が上昇し、株価の重荷となりました。AI関連でも、巨額の投資が今後どれだけ利益につながるのかという警戒が続き、巨大テック株や半導体関連株の調整色が強まりました。

 

9月の米国株市場は中東情勢だけでなく、原油や金利が再び上昇するかどうかが米国株の重要なポイントとなりそうです。注目イベントは米国時間9月15~16日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)です。結果発表と会見は日本時間17日未明の予定です。

 

7月のFOMCでは政策金利が据え置かれましたが、一部の参加者は利上げを主張しました。インフレが再び強まれば追加利上げへの警戒が高まり、反対に物価上昇が落ち着けば金利上昇への不安が和らぐ可能性があります。そのため、9月4日の米国雇用統計、10日の生産者物価指数(PPI)、11日の消費者物価指数(CPI)、30日の個人消費支出(PCE)などにも注目です。

 

また9月は、経験則的に機関投資家による持ち高の調整や利益確定売りが出やすいとされ、米国株は下振れを起こしやすい傾向があります。

 

このほか、中国の習近平国家主席が9月23日から25日にかけて訪米し、トランプ大統領と首脳会談を行う予定です。AIに関する協議が中心議題となる見込みで、AI関連株に対する影響が注目されます。

 

参考銘柄

9月はAIや半導体、ソフトウェア関連企業の決算発表が相次ぎます。 

2日にブロードコム<AVGO>、10日にオラクル<ORCL>、アドビ<ADBE>、23日にマイクロン・テクノロジー<MU>、24日にコストコ・ホールセール<COST>などが控えています。

 

なかでもブロードコムはIT関連、マイクロン・テクノロジーは半導体関連の株価動向を左右しそうです。また、好決算を発表したエヌビディアの株価がどこまで反発するかも、マーケットのムードを左右しそうです。

 

<9月:米国の主要スケジュール>(日本時間)

・9/1:ISM製造業景気指数、購買担当者景気指数(製造業PMI)確報値

・9/3:新規失業保険申請件数、貿易収支、ISM非製造業景気指数、購買担当者景気指数(非製造業PMI)確報値

・9/4:米国雇用統計

・9/7:米国株市場休場(レイバーデー)

・9/9:米共和党大会(10日まで)

・9/10:新規失業保険申請件数、生産者物価指数(PPI)

・9/11:消費者物価指数(CPI)

・9/15:米連邦公開市場委員会(FOMC/16日まで)

・9/17:政策金利、FRB議長会見、新規失業保険申請件数

・9/23:購買担当者景気指数(製造業および非製造業PMI)速報値

・9/24:新規失業保険申請件数

・9/30:個人消費支出(PCE)

 

 

日本株

8月の日経平均は7月の下落から持ち直す展開となりました。日経平均は8月14日に一時69,608円まで上昇し、TOPIX(東証株価指数)も同日に4,220.31ポイントまで上昇して史上最高値を更新しました。その後は米国の金利上昇や中東情勢への警戒などから下落し、日経平均は65,000円台を中心にもみ合う場面がみられました。

 

9月の日本株で注目されるのが、17~18日の日銀金融政策決定会合です。日銀は6月に政策金利を引き上げており、物価高や円安が続くなか、次の利上げ時期が焦点となっています。それに先駆け、9月2日と10日に日銀審議委員の講演が予定されています。日銀が今後の利上げについてどのような考えを示すか、そのヒントを探るうえで注目されそうです。

 

また、9月19~23日は土日と祝日が続き、国内では5連休となります。日本株市場が休みの間も海外市場は動くため、連休中の急な相場変動を警戒して、連休前にいったん株を売る動きが強まる可能性があります。

 

日銀会合とシルバーウィークを通過すると、次は9月末の配当に注目が移りそうです。3月期決算企業の多くは9月末を中間配当の基準日としているため、配当を受け取る権利を得るための買いが入る可能性があります。

 

さらに、9月末には大型の株式分割を予定している銘柄もあります。三井金属<5706>は1株を10株、東京エレクトロン<8035>は1株を5株、キオクシアホールディングス<285A>は1株を3株、イビデン<4062>は1株を2株に分割する予定です。権利付き最終日は9月28日、権利落ち日は29日となります。

 

参考銘柄

9月に予定される主な決算発表では、9日に三井ハイテック<6966>、10日に積水ハウス<1928>、11日に神戸物産<3038>などが控えています。なかでも、6月に通期業績予想を上方修正しているICリードフレーム大手の三井ハイテックの決算内容や業績見通しは、電子部品関連株の動向に影響を与えそうです。

 

また、原則年2回、4月と10月の第1営業日に実施予定の日経平均構成銘柄の定期銘柄入替えですが、10月実施内容について9月第1週頃に発表される見込みです。市場では、JX金属<5016>、KOKUSAI ELECTRIC<6525>、アシックス<7936>などが新規採用銘柄候補として注目されているようです。

 

<9月:日本の主要スケジュール>

・9/1:消費者態度指数

・9/4:全世帯家計調査

・9/7:景気動向指数(速報値)

・9/8:国際収支、景気ウォッチャー調査

・9/11:国内企業物価、メジャーSQ

・9/16:貿易収支

・9/17:日銀金融政策決定会合(18日まで)

・9/18:政策金利、植田日銀総裁会見、消費者物価指数(CPI)

・9/21:日本株市場休場(敬老の日)

・9/22:日本株市場休場(国民の休日)

・9/23:日本株市場休場(秋分の日)

・9/28:日銀金融政策決定会合議事要旨(7月開催分)、9月末権利付き最終売買日

 

 

記事作成日:2026年8月27日