ナスダック史上最高値/日経平均4万円乗せ/海外投資家売り越し【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・AI(人工知能)やハイテク関連株の上昇で、ナスダックは史上最高値を更新中
・米利下げ期待が再浮上する中、重要経済指標が発表へ
・パウエルFRB(連邦準備理事会)議長の議会証言に注目
・日経平均が4万円の大台乗せも、海外投資家は売り越し
【キーワード解説】
パウエルFRB議長
◆米国株
◎先週は、ISM製造業景気指数が悪化したことで利下げ期待が再浮上
◎AI関連を中心にハイテク株が上昇、ナスダックは史上最高値を更新中
◎今週は、ISM非製造業景気指数、雇用統計など重要経済指標が発表へ
◎パウエルFRB議長の議会証言にも注目
◆日本株
◎日経平均株価が4万円の大台乗せで、リスクオンの状態が継続
◎ただし、海外投資家は2月第3週に日本株を8週ぶりに売り越し
◎国内の企業業績は好調で、日銀のマイナス金利解除もカウントダウンへ
◎日本株の上昇ピッチが速すぎることもあり、一時的な調整には要注意
【キーワード解説】パウエルFRB議長
◎FRB(連邦準備理事会)は米国の金融政策を決める意思決定機関で、日本における日銀(日本銀行)に当たる組織
◎現在のFRBのトップ(議長)ジェローム・パウエル氏は、2018年にトランプ前大統領の指名で就任
◎足もとの米国株式市場では、パウエル議長の発言に敏感に反応している
◎今週は、パウエル議長が下院および上院で議会証言へ
◎FRBによる利下げは、株式市場にとってプラス材料
◆注目イベント (日本時間)
3月5日(火)
・米国:ISM非製造業景気指数、スーパーチューズデー
・米国:決算発表(ターゲット)
3月6日(水)
・米国:パウエルFRB議長が下院で議会証言
3月7日(木)
・米国:パウエルFRB議長が上院で議会証言
3月8日(金)
・米国:雇用統計
・米国:決算発表(ブロードコム、ドキュサイン、オラクル、コストコ・ホールセール)